概要

廃石綿等・石綿含有廃棄物の一時保管・仮置きについて

施設管理者は、石綿含有製品の使用状況を把握し、使用されている場合には、その劣化・破損状況に応じた適切な石綿粉塵暴露防止対策を講じなければいけません。

石綿粉じんばく露防止対策の基本的な手順は、

  1. 石綿含有製品の使用状況の把握
  2. 石綿含有製品の劣化、破損状況の把握
  3. 石綿粉塵暴露防止対策の選定
  4. 石綿含有製品の除去、解体等の対策工事
  5. 廃石綿等・石綿含有廃棄物の産廃処理

となります。

産廃処理は、「分別→保管→収集→運搬→処分」の流れで実施されます。

今回、廃石綿等・石綿含有廃棄物の一時保管・仮置きについてまとめます。

廃石綿等・石綿含有廃棄物の一時保管・仮置きについて

排出事業者は、廃石綿等・石綿含有廃棄物が運搬されるまでの間、特別管理産業廃棄物・産業廃棄物に係る保管の基準に従い、生活環境の保全上支障のないように保管します。

廃石綿等・石綿含有廃棄物の一時保管・仮置きについて、気をつけなければならないことがあり、

  • 保管場所
  • 飛散防止対策
  • 容器への表示

が挙げられます。

保管場所について

廃石綿等・石綿含有産業廃棄物の一時保管は、保管施設により行い、廃石綿等・石綿含有産業廃棄物が飛散・流出しないように必要な措置を講じます。

他の物が混入するおそれのないように仕切りを設けること等も必要になります。

保管場所は、周囲に囲いが設けられ、見やすい箇所に縦横60cm以上の掲示板を設置します。

掲示板の内容は以下のようになります

  • 石綿等・石綿含有産業廃棄物の保管場所であること
  • 積み上げ高
  • 保管場所の責任者の氏名・名称・連絡先等

屋外において容器を用いずに保管する場合は、積み上げられた石綿含有廃棄物の高さが環境省令で定める高さを超えないようにする必要があります。

  • 廃棄物が囲いに接しない場合は、囲いの下端から勾配50%以下
  • 廃棄物が囲いに接する場合は、囲いの内側2mは囲いの高さより50㎝の線以下、2m以上の内側は勾配50%以下。

飛散防止対策

運搬されるまでの間、飛散防止のため湿潤化等対策を講じた後、梱包するなど必要な措置を実施します。

埋立処分を行う場合は、固型化・安定化等の措置を講じた後、耐水性の材料で二重梱包する等、埋立処分基準に適合するように措置して保管する必要があります。

また、中間処理を行う場合は水・発塵防止剤等を散布し湿潤化した後、耐水性の材料で二重梱包します。

耐水性の材料には、十分な強度を有するプラスチック袋(厚さ0.15mm以上)・堅牢な容器(ドラム缶等)があり、積込・積降等の作業条件を十分に考慮して、容易に破損等のおそれのないものを使用します。

プラスチック袋で密封する際は、袋の中の空気をよく抜いて、収集・運搬、処分の時に袋が圧力を受けて破損し石綿が飛散することを防ぐためである。

飛散を防止するために使用した薬剤の種類・成分・使用量等については、当該廃石綿等の運搬又は処分を委託しようとする者に対し、あらかじめ、文書で通知する必要がある。

容器等への表示

廃石綿等・を収納するプラスチック袋・容器には、個々に廃石綿等である旨・取り扱う際に注意すべき事項を表示する必要があります。

しかし、石綿含有産業廃棄物については、容器等への表示の義務はないが、石綿含有産業廃棄物の混入や飛散を防止するために、廃石綿等に準じて表示することが望ましいとされていますが、必須ではありません。

廃石綿等の表示

廃石綿等であることの表示は、その処理過程における不適正な取扱いを防止する目的があります。

プラスチック袋等には下記事項を記入します。

  • 廃石綿等であること
  • 取扱い上の注意事項
  • その他

取扱い注意事項

  •  廃石綿等は他の廃棄物と混ざらないよう留意すること。
  • 荷台での容器の転倒、移動を防ぐための措置を講じること。
  • 容器が破損した場合は、散水等で飛散防止措置を行うと共に、流出しないよう注意すること。
  • 容器の破損事故が起こった時は排出事業者に速やかに連絡すること

まとめ

廃石綿等・石綿含有廃棄物の産廃処理について「分別→保管→収集→運搬→処分」の流れで実施されます。

今回、一時保管・仮置きについてまとめさせていただきました。

廃石綿等・石綿含有廃棄物の産廃処理について、他の流れについて知りたい方は、こちらを参照ください。

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また、石綿撤去作業は、通常の土木作業よりも安全性が重視されるため、専門知識が必要になります。

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