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【愛知県あま市】県の天然記念物「七宝町の羅漢槙」について

【愛知県あま市】県の天然記念物「七宝町の羅漢槙」について
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愛知県あま市に、愛知県の天然記念物に指定されている「七宝町の羅漢槙」があります。

七宝町は伝統工芸品の七宝焼き「尾張七宝」が有名ですが、七宝町唯一の天然記念物にも着目していただきたいです。

ぜひ「七宝町の羅漢槙」を知っていただくため、現地の情報をまとめてみます。

「七宝町の羅漢槙(ラカンマキ)」とは

七宝町の羅漢槙 八幡神社 全景 七宝町の羅漢槙(ラカンマキ) 全景 七宝町の羅漢槙(ラカンマキ) 表札

「七宝町の羅漢槙(ラカンマキ)」は、愛知県あま市七宝町八幡神社境内に生育している羅漢槙です。

愛知県の「文化財ナビ愛知」によると、昭和30年6月6日に県指定天然記念物に指定されており、以下の状態であることがわかっています。

常緑高木で葉は拝殿の前で東寄りに立っていて、根囲3m、目通り幹囲2.56m、地上2m程のところで3枝に分れて上に向い樹高13m、枝張東西11.2m、南北14mに達した巨樹で樹齢350年程と思われる。衰退した枝が発生したが、既に治療されており、樹勢を維持している。

引用:文化財ナビ愛知

八幡神社は、八幡造りの鳥居や神殿が特徴の神社で、品陀和気尊をまつり、天正12年(1584年)には蟹江合戦の際にこの地に訪れた滝川一益が勝利を祈願して名剣を奉納したと伝えられています。

七宝町の羅漢槙(ラカンマキ) 葉

ラカンマキは、イヌマキというマキ科マキ属の変種で、イヌマキより全体的に小型の常緑性高木です。

中国大陸が原産地と表記されることが多く、国内では本州の関東以南・四国・九州・沖縄に自生しています。

ラカンマキの由来は、実の形が袈裟をまとった僧侶(羅漢)に見えることです。

葉はイヌマキよりも短く上向き、白味を帯びて葉先が黄色っぽくなる個体もあります。

天然記念物とは

文化財 図

引用:文化遺産オンライン

天然記念物は、「動物・植物・地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」のうち、重要なものです。

また、保護すべき天然記念物に富んだ代表的一定の区域ごと指定することもできます。

国指定の天然記念物は「文化財保護法」各地方自治体指定の天然記念物は「文化財保護条例」に基づいて指定されたものです。

国指定天然記念物の中でも、さらに世界的・国家的に重要なものが、「特別天然記念物」に指定されます。

天然記念物に指定されたものは、文化庁長官の許可・各地方自治体長の許可がなければ、採集・伐採・採掘などができません。

「七宝町の羅漢槙」へのアクセス

  • 所在地:〒497-0002 愛知県あま市七宝町遠島宮西(八幡神社境内)
  • 問い合わせ先:あま市美和歴史民俗資料館 TEL/052-442-8522
  • 公共交通:名鉄津島線「七宝駅」から徒歩約30分・名鉄バス「七宝町桂」から徒歩約10分
  • 自動車:名二環「甚目寺南IC」から車で5分
    ・タクシー:タクシーアプリ「GO」
    ・レンタカー:skyticketレンタカー

駐車場

七宝町の羅漢槙 駐車場

駐車場はなく、路上駐車をするしかありません。

比較的幅員の大きい道ですので路上駐車できますが、地域の方の生活エリアですので、周りの交通状態に留意して滞在しましょう

まとめ

旅行 計画

「七宝町の羅漢槙」についてまとめました。

あま市には、七宝町の羅漢槙以外にも天然記念物があります。

  • 下萱津のフジ
  • 蓮華寺のカヤノキ

他の天然記念物もぜひ鑑賞してみてください。