パーマカルチャー

パーマカルチャーを家庭菜園で実践するのにおすすめの勉強本3選!

パーマカルチャー(Permaculture)とは、永続的な循環型農業で人と自然が豊かになる関係づくりを行うためのデザイン手法です。

Permanent Agriculture(永続する農法)、Permanent Culture(永続する文化)からの造語です。

1978年にオーストラリアのビル・モリソンらによって提唱された「化石燃料に多くを依存する暮らしを改め、太陽の恵を十分に活用して環境にやさしい循環型の社会を築く」という思想に基づいています。

循環型有機栽培の一つの手法としても取り上げられるなど、近年注目されている農業手法です。

日本で紹介されたのは1990年にパーマカルチャー祖の1人であるビル・モリソンが開いた「パーマカルチャー・デザイン・コース」によるものです。

比較的新しい概念のため、関係団体も数えるほどしかなく、パーマカルチャーを学ぶのが非常に難しいです。

そのため、良本が数少なく、勉強するための選び方には注意が必要です。

実際に様々な書籍を手に取り良本を厳選し、個人的な意見ではありますが、おすすめの理由も添えて紹介します。

勉強の一助になればと思います。

理解しやすさ
詳細さ
勉強のしやすさ
コスパ
  • 出版社:家の光協会
  • 出版日:2010/7/27
  • 著者等:設楽清和
  • ページ数:160ページ

「入門」と書いてある通り、初心者にとっても分かりやすくまとめてある1冊です。

著者は、NPO法人パーマカルチャーセンター・ジャパン(PCCJ)代表で、パーマカルチャー講師の設楽清和さんです。

この本の最も優れている点は、160ページとコンパクトながら、21のアイデア例が示してある点です。

  1. 勝手口のハーブ園 スパイラル菜園
  2. サラダ野菜を育てる スクエア菜園
  3. 鍵穴部分で作業しやすい キーホール菜園
  4. 通路脇を美しく飾る 生け垣菜園
  5. 場所を選ばずつくれる タワー菜園
  6. 小さなスペースで最大限の収穫 ベランダ菜園
  7. 食べられる自然のエアコン グリーンカーテン
  8. コンパニオンプランツでつくる ギルド
  9. 土を改良する パイオニアプランツ・雑草を防ぐ グランドカバープランツ
  10. 天敵利用の害虫防除 コンパニオンアニマル
  11. 除草する、肥料を施す、耕す チキントラクター
  12. 受粉を助け、ハチミツをつくる ミツバチの利用
  13. どんな土地も肥沃にする 積層マルチ
  14. 生ゴミを手軽に堆肥に変える 段ボールコンポスト
  15. 良質な土をつくる ミミズコンポスト
  16. し尿を肥料に変える コンポストトイレ
  17. 生命の源、水の循環を利用する 雨水・中水利用
  18. たくさんの動植物が集まる 庭池
  19. 冬の温室、夏の木陰、雨天時の作業場 サンルーム
  20. 緑で覆われた心地よいスペース クールテラス
  21. 自然の力を活用して育てる 苗床

実際の事例に基づいた細かな解説により、自分の菜園にスムーズに導入できます。

挿絵のイラストもとてもわかりやすく参考になります。

パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン

理解しやすさ
詳細さ
勉強のしやすさ
コスパ
  • 出版社:農山漁村文化協会
  • 出版日:1993/9/1
  • 著者等:ビル モリソン (著)・レニー・ミア スレイ (著)・田口 恒夫 (翻訳)・小祝 慶子 (翻訳)
  • ページ数:203ページ

【目次】

  • 第1章:パーマカルチャーの基本原則
  • 第2章:用地の全体設計
  • 第3章:建造物
  • 第4章:家庭菜園の設計
  • 第5章:果樹園、農場内森林、そして穀類
  • 第6章:動物飼育システムと水産養殖
  • 第7章:都市部やコミュニティーにおけるパーマカルチャー
  • 付録

パーマカルチャーの提唱者であるビル・モリソンの書で、教科書のような1冊です。

ビル・モリソンの提唱するパーマカルチャーのデザイン理論に基づいた実践方法が図解付きで詳しく書かれています。

原典であるので深く正しい知識を得ることができますが、古い本で理解しづらい点があるかもしれません。

パーマカルチャー 自給自立の農的暮らしに

理解しやすさ
詳細さ
勉強のしやすさ
コスパ
  • 出版社:創森社
  • 出版日:2011/3/23
  • 著者等:パーマカルチャー・センター・ジャパン
  • ページ数:280ページ

【目次】

第1章:いま、なぜパーマカルチャーが必要とされているか
第2章:パーマカルチャーのデザインと実践のための基本
第3章:パーマカルチャー的暮らしの考え方・取り組み方
第4章:「森と風のがっこう」に見るパーマカルチャー
第5章:パーマカルチャーへの理解をより深めるために

本書は、パーマカルチャー・センター・ジャパンが出しており、」パーマカルチャーの考え方・デザインするための基礎知識・実践技術」をイラスト、写真などを多用し、わかりやすく紹介されています。

日本におけるパーマカルチャーの実際的な手引書で、具体的な内容に富んでいます。

深い専門知識を得るよりは、基礎作りに良い本です。

まとめ

今回紹介させてもらいました本は、個人的な見解で偏った意見ではありますが紹介しました。

どの本が好ましいのかは、生態学を勉強してきた時間・習熟度などで左右します。

ぜひ自分に合う本を探してみてください。