パーマカルチャー

パーマカルチャーの事例①スパイラルハーブガーデンについて

パーマカルチャー(Permaculture)とは、永続的な循環型農業で人と自然が豊かになる関係づくりを行うためのデザイン手法です。

ビル・モリソンとデビット・ホームグレンによって提唱され、Permanent Agriculture(永続的農法)、Permanent Culture(永続的暮らし)からきている造語です。

持続可能な開発目標(SDGs)で、持続的な食糧生産について考えなければならないことなどから、循環型有機栽培の一つの手法としても取り上げられるなど、近年注目されている農業手法です。

今回は、パーマカルチャーで用いられる「スパイラルガーデン」について、まとめさせていただきます。

スパイラルハーブガーデンとは?

スパイラルハーブガーデンとは、石を螺旋型に積んで、日照・湿度などの微気象の多様性に富んだハーブ菜園で、スパイラル菜園・ロックスパイラルガーデンとも呼ばれます。

高低差のある螺旋構造が、1箇所にたくさんの種類のハーブを植えることができます。

菜園の大きさは、底面直径約2.0m、高さ約1.0mで設計されることが多いです。

ハーブを料理用に使えるように栽培するため、勝手口の近くに配置することで、使いやすさも工夫します。

材料として大きめな自然石を用いることで、蓄熱性・水はけの良さを利用しますが、大きめな自然石がない場合は木杭・レンガなどで代用します。

人工池の併設について

スパイラルハーブガーデンの1番下段には、人工池が作られることが一般的です。

湿気を好むハーブのためもありますが、多様性を育み、カエルなどの害虫の天敵を誘引するためでもあります。

また、勝手口の近くに置かれているため、農具・長靴などを洗った水を有効活用する場として、洗い場の水が流入するようにもできます。


植えるハーブについて

引用:パーマカルチャー「農的暮らしの永久デザイン」より、ビル・モリソン、レニー・ミア・スレイ著、田口恒夫、小岩井慶子訳、1993年発行 社団法人 農山漁村文化協会 発行

多年草のハーブを栽培することで、頻繁に植え替える必要がなく便利です。

スパイラルハーブ菜園は重力により水が下へ流れるため、高いところは乾燥し、低いところは湿っています。

それを利用し、生育環境の異なるハーブ適した場所に植えることができます。

乾燥して日当たりのいいところに植えるハーブ

  • ローズマリー
  • タイム
  • カモミール
  • セージ
  • オレガノ
  • ラベンダーカモミール

半日陰に植えるハーブ

  • コリアンダー
  • ルバーブ

湿気の多い日陰のエリア

  • パセリ
  • チャイブ
  • コリアンダー
  • レモンバーム
  • ハッカ
  • ミツバ

まとめ

パーマカルチャーで用いられる「スパイラルガーデン」について、まとめさせていただきました。

パーマカルチャーで使われる実践的な手法は様々ですので、多くの勉強が必要になります。

日本ではNPO法人パーマカルチャーセンター・ジャパン(PCCJ)や各地方の支部が主催でセミナーなどを実施していますので、そのようなところで勉強したいと思います。

また、勉強に使用している本について、おすすめの理由も添えてまとめさせていただいていますので、勉強の一助になればと思います。

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