パーマカルチャー

パーマカルチャーの事例〜チキントラクターについて〜

パーマカルチャー(Permaculture)とは、永続的な循環型農業で人と自然が豊かになる関係づくりを行うためのデザイン手法です。

ビル・モリソンとデビット・ホームグレンによって提唱され、Permanent Agriculture(永続的農法)、Permanent Culture(永続的暮らし)からきている造語です。

持続可能な開発目標(SDGs)で、持続的な食糧生産について考えなければならないことなどから、循環型有機栽培の一つの手法としても取り上げられるなど、近年注目されている農業手法です。

今回は、パーマカルチャーで用いられる「チキントラクター」について、まとめさせていただきます。

チキントラクターとは?

チキントラクターは車輪の付いている「移動式鶏小屋」のことで、小屋の中でニワトリを飼いながら、人が小屋を移動させることで、人間の労力を省きながら栄養豊富な畑づくりができます。

ニワトリが餌を探して食べる課程で、雑草・虫を食べ、クチバシ・足で土を耕し、肥料となる糞をするという、「施肥」「耕耘」「除草」「防虫」の4つの作業をこなしてくれる仕組みです。

耕耘は10cm前後が限界で深耕には人手が必要ですが、エネルギーを使わないエコな草刈り方法であり、パーマカルチャーの「生物資源」「多機能性」に大きく関わります。

設置について

地面を耕すために床は作りませんが、半分には屋根をつけて寝床を確保します。

三角屋根で奥行き1〜1.5mほどで作られることが多く、2〜3羽程度で飼われる事例が多いです。

それ以上の規模になると、チキンドームと呼ばれるボックス型・アーチ型・ドーム型のタイプになる事例もあります。


注意点

注意する点として、「防疫」「獣害」の2点あります。

防疫の観点から、農水省発令の飼養衛生管理基準を遵守したものを使う必要があります。

適切な飼育環境を整えてあげることも大事ですし、鳥インフルエンザなどの病気の蔓延の防止にも取り組まなければなりません。

また、獣害の観点では、床を作らないことにより整地されてない土地では隙間がどうしても生じやすく、隙間から動物が侵入してしまうケースがあります。

ケースの規格設計が十分に検討し最小限の隙間になるようにすること、使用する前に整地するなどの工夫が求められます。

まとめ

パーマカルチャーで用いられる「チキントラクター」について、まとめさせていただきました。

パーマカルチャーで使われる実践的な手法は様々ですので、多くの勉強が必要になります。

日本ではNPO法人パーマカルチャーセンター・ジャパン(PCCJ)や各地方の支部が主催でセミナーなどを実施していますので、そのようなところで勉強したいと思います。

また、勉強に使用している本について、おすすめの理由も添えてまとめさせていただいていますので、勉強の一助になればと思います。

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また、ガーデニングに関する資格を取得することで、趣味のガーデニングの技術を高めることができます。

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