農地整備(ほ場整備)

農地整備(ほ場整備)事業について

農地整備事業の概要

農地整備とは、農業の生産性向上・農業構造の改善を図るために、区画整理や用水路整備等を総合的に行う事業です。

最近では担い手への農地利用集積を進め、大型機械の導入などの低コスト農業実現を目指すなどの目的で行われることが多くなってきました。

農地整備事業の役割

農地整備事業の役割として

  • 農業生産性の向上
  • 農業構造の改善
  • 土地利用の秩序化
  • 国土保全機能・防災機能の増大
  • 食料供給力(自給力)の確保・強化
  • 耕作放棄地の防止

があげられます。


農地整備事業の内容

区画整理

昔からの農地の区画は、手作業を想定して造成されているので、規模が小さく、不整形なものが多い傾向にあります。

しかし、近代の機械化に合わせて、農地の区画を整形し、一区画の面積を拡大することで、農業を効率的にできるように農地を整備する必要が生じました。

この区画を整形し、区画を拡大させることを、区画整理と呼びます。


換地

区画変更に伴い、従前の土地に見合う土地を新たに割り当て、所有者の複数農地の集約を行います。

換地
  • 不換地:従前の土地に換地を行わず、金銭生産を行う
  • 特別減歩:通常の減歩率を超える減歩を行い、創設換地の用地捻出を行う
  • 異種目換地:非農用地区域を設定し、必要な人に換地を行う
  • 創設換地:従前に無かった非農用地、農用地を造り出す。

暗渠排水

水田において、麦・大豆到の畑作物の栽培を行い、基盤整備による水田汎用化が不可欠です。

耕地利用率が向上が図られます。

国の事業メニュー


経営体育成基盤整備事業

将来の農業生産を担う経営体の育成を図りながら、高生産性農業の展開に必要となる生産基盤を整備し、食料自給率の向上に資する事を目的として経営体育成基盤整備事業が行われている。

事業の内容は区画整理のほか用排水施設、農道、客土、暗渠排水のなかから2つ以上の基盤整備を総合的に行うか、区画整理などと密接に関連があるか、一体で行うことで相互の効率が高まる事業を併せて行うこととしている。

またこの経営体育成基盤整備事業では、採択の際に「農用地利用集積促進土地改良整備計画」(集積促進整備計画)を作成し、採択年度より3年目から完了年度まで「集積促進整備計画」に基づいた審査を受ける必要がある。

審査の結果計画達成の見込みが無いと判断された場合は国庫補助の打ち切りの処置がなされてしまう。

農業競争力強化農地整備事業

農地中間管理機構による担い手への農地集積・集約化に取り組む地区、農業の高付加価値化に取り組む地区等を対象として、農地の大区画化や排水対策等を実施することで、より農業の発展を推進します。

以下の4事業に分かれます。

  • 農地整備事業:区画整理、暗渠排水、土層改良、農業用用排水施設整備を行う。
  • 草地畜産基盤整備事業:草地の区画整理、暗渠排水を行う。
  • 農業基盤整備促進事業:暗渠排水、土層改良、区画整理、農作業道等の整備
  • 低コスト農地整備推進実証事業:情報化施工

農地整備事業の効果

農地利用集積・農村の一体的整備が行えることが、効果をもたらします。

農地利用集積

農地整備事業を契機として担い手への農地利用集積を図り、大規模経営を実現、大規模化により、生産費を低下させ、労働時間の短縮により生産性が向上します。

農村の一体的整備

農地整備が行われることにより、換地を伴う農道や用水路を計画的に効率の良いものにできる。また、換地で非農用地を造成することで、学校・道の駅等の農村地域の活性化を図ることができる。

農地整備事業のデメリット

圃場整備によっておこりうる問題点は次のとおりである。

  • 換地に際して農民の間で不平不満が生じる場合がある。
  • 地域の農業収入に見合わないコストが掛かる場合がある。
  • 適切な計画が無いままに施工し、肥沃な土壌が喪失する場合がある。
  • 旧水路に生息していたメダカ等の動物や植物などが、環境の変化によりその生態系が破壊される場合がある。
  • 棚田などの美しい景観が失われる場合がある。

まとめ

不勉強ながらまとめさせていただきました。

勉強した本をこちらでまとめさせていただいております。
良ければ参考までにご覧ください。

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