ハリヨはトゲウオ目トゲウオ科の魚で、岐阜県と滋賀県の湧水のある河川に局所的に分布しています。
個体数が減少傾向にあるため、生息地の多くは保全地として大事に守れています。
岐阜県西濃地域にある保全地の1つとして、「矢道ハリヨの池広場」を紹介します。
「矢道ハリヨの池広場」について
「矢道ハリヨの池広場」は大垣市の天然記念物に指定されているハリヨの生息地です。
JRの線路近くの田んぼの中にポツンとあり、電車好きなであれば間近で電車も見れる良い場所になります。
周囲には老人ホームしかないところにひっそりと存在するので、地域の人しか使っていません。
渇水時のための井戸ポンプが整備されるなど、保全地としての機能の方が充実しています。
人が全くいないことから、生き物の観察には非常に良く、住居がないので水も綺麗です。
天然記念物とは
引用:文化遺産オンライン
天然記念物は、「動物・植物・地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」のうち、重要なものです。
また、保護すべき天然記念物に富んだ代表的一定の区域ごと指定することもできます。
国指定の天然記念物は「文化財保護法」、各地方自治体指定の天然記念物は「文化財保護条例」に基づいて指定されたものです。
国指定天然記念物の中でも、さらに世界的・国家的に重要なものが、「特別天然記念物」に指定されます。
天然記念物に指定されたものは、文化庁長官の許可・各地方自治体長の許可がなければ、採集・伐採・採掘などができません。
「矢道ハリヨの池広場」併設の施設・設備
田んぼにポツンとあるだけなので、遊具・トイレはありません。
アクセスする道も狭く、生息地の保全についての看板が整備されているくらいです。
大きな問題点として、駐車場が2台分しかないところです。
近くに車を止めて置くスペースもありませんので、注意が必要です。
「矢道ハリヨの池広場」へのアクセス
- 所在地:〒503-2223 岐阜県大垣市矢道町1丁目
- 問い合わせ:大垣市生活環境部環境衛生課
- 公共交通:JR東海道本線「垂井駅」から徒歩約30分・名阪近鉄バス「荒崎小前」バス停から徒歩約20分
・タクシー:タクシーアプリ「GO」
・レンタカー:skyticketレンタカー
- 自動車:東海環状自動車道大垣西ICから車で10分
まとめ
ハリヨの生息地である「矢道ハリヨの池広場」を紹介しました。
岐阜県西濃地域には、ハリヨの生息地が多くありますから、ぜひ観察しに行ってみてください。
参考ページ:【岐阜県西濃地域】ハリヨが自然観察できる生息地