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【滋賀県米原市】天然記念物「了徳寺のオハツキイチョウ」について

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滋賀県米原市醒井に、国の天然記念物に指定されている「了徳寺のオハツキイチョウ」があります。

醒井は梅花藻とハリヨが有名すぎるせいで、同じ場所に国の天然記念物が存在することがあまり知られていません。

ぜひ「了徳寺のオハツキイチョウ」を知っていただくため、現地の情報をまとめてみます。

天然記念物とは

文化財 図

引用:文化遺産オンライン

天然記念物は、「動物・植物・地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」のうち、重要なものです。

また、保護すべき天然記念物に富んだ代表的一定の区域ごと指定することもできます。

国指定の天然記念物は「文化財保護法」各地方自治体指定の天然記念物は「文化財保護条例」に基づいて指定されたものです。

国指定天然記念物の中でも、さらに世界的・国家的に重要なものが、「特別天然記念物」に指定されます。

天然記念物に指定されたものは、文化庁長官の許可・各地方自治体長の許可がなければ、採集・伐採・採掘などができません。

「了徳寺のオハツキイチョウ」とは

了徳寺のオハツキイチョウ 標 了徳寺のオハツキイチョウ 看板 了徳寺のオハツキイチョウ 全景

「了徳寺のオハツキイチョウ」は、滋賀県米原市醒井にある浄土真宗本願寺派了徳寺の境内に生育している、雌株のオハツキイチョウです。

国の天然記念物に指定されたオハツキイチョウは日本全国に7件あり、「了徳寺のオハツキイチョウ」は昭和4年(1929)12月17日に指定されています。

指定された当時は幹囲約2.5m・高さ約12m・樹齢150年であったが、米原市によると周囲4m・樹高20mまで成長していることが示されています。

毎年8月から11月上旬頃に数多くの実を付けますが、オハツキイチョウを漢字で「御葉附銀杏」と書くように、正常な銀杏の中で一部は葉面上に銀杏をつけます

花が枝や葉の一部だという学説を裏付けるものです。

オハツキイチョウ 実

オハツキイチョウは、雄株は葉辺に葯をつけ、雌株は葉面上や葉縁に種子をつけます。

「了徳寺のオハツキイチョウ」は雌株なので、葉面上や葉縁に種子をつけ、発育が不完全で小さくて楕円形の細長いものが多く、通常のギンナンと著しく形状が異なっています。

昔から地域で「花も咲かずに実のなる木」と親しみ、大切に守られてきました。

「了徳寺のオハツキイチョウ」へのアクセス

中山道61番目の宿場である醒ヶ井宿の中ほどにあり、梅花藻で知られる地蔵川に架かる居醒橋から東へ50メートルほど行った旧中山道沿いに位置している

駐車場

木彫美術館 看板 駐車場 看板 駐車場 全景

醒井を散策する観光客のために、木彫美術館駐車場」が無料で停めることができます。

土曜日、日曜日、祝日は周辺道路が大変混雑するので、駐車場も満車の可能性がありますのでご注意ください。

地域の方の生活エリアですので、路上駐車は決してせず、観賞マナーを守りましょう。

もし満車の際は、有料ですが「醒ヶ井駅前駐車場」に停めましょう。

徒歩5分圏内で、しっかり整備された使い勝手の良い駐車場です。

醒井 有料 駐車場

料金は以下の通りです。

  • 入庫後30分まで:無料
  • 30分~2時間まで:200円
  • 2時間〜3時間まで:400円
  • 3時間~24時間まで:600円

まとめ

旅行 計画

「了徳寺のオハツキイチョウ」についてまとめました。

滋賀県米原市醒井はここ以外にも、散策に向いた場所が多くあります。

ぜひ、「了徳寺のオハツキイチョウ」を見ていただき、他の場所の散策をしてみてください。