食材の栄養素は料理の仕方次第で大きく変化します。
栄養を大きく損なう調理をしてしまうと、食材の栄養素を活かすことができません。
逆にちょっとした工夫・要点を知るだけで、効率的に栄養を活かすことができます。
今回は、「オクラ」のすごい栄養・効能を活かす効果的な料理法をまとめます。
オクラのすごい栄養・効能

【オクラの注目成分】
- たんぱく質:2.1g
- βカロテン:670μg
- 葉酸:110μg
- カルシウム:92mg
- 食物繊維:5.0g
【オクラ 生 可食部100gあたり成分 七訂日本食品標準成分表より】
オクラは、抗酸化作用がある「β-カロテン」・整腸作用のある「食物繊維」を豊富に含んでいます。
オクラに含まれる独特のネバネバとした成分は、主にガラクタン・アラバン・ペクチンなどの食物繊維です。
整腸作用を促すだけではなく、「便秘・下痢を予防」「大腸ガンのリスクを減らす」「コレステロール・糖質の吸収を抑制する」効果などがあります。
オクラのすごい栄養・効能を活かす効果的な料理法

オクラのすごい栄養・効能を活かすため、以下の効果的な料理方法をおすすめします。
あくまでも、栄養を活かすためであって、美味しさを追求する場合の料理方法とは異なることをご承知ください。
【オクラのすごい栄養・効能を活かす効果的な料理法】
- 板ずりを行う
- 加熱する
- 油と一緒に食べる
①板ずりを行う

塩をまぶしてまな板の上で転がすことを、「板ずり」と呼びます。
オクラの表面は独特の毛を持っており、食べた時にチクチク・ザラザラした食感です。
調理する前に板ずりをすると、うぶ毛が取れて口当たりが良くなり、色も鮮やかになります。
②加熱する

オクラに多く含まれる水溶性食物繊維は、熱を加えることでよりネバネバした成分が出てきます。
茹でるとビタミンの流出も考えられるので、電子レンジの方が好ましいです。
ヘタを取ってから加熱をすると、そこから流出するおそれがありますので、丸ごと加熱しましょう。
③油と一緒に食べる

βカロテンは脂溶性ですので、油と一緒に料理することで効率よく吸収することが出来ます。
ドレッシングをかけて食べるときは、ノンオイルよりも油分が多いドレッシングが好ましいです。
加熱調理するときも、油をしっかり使うと良いですね。
まとめ

オクラのすごい栄養・効能を活かす効果的な料理法についてまとめました。
栄養を生かす調理の方法に併せて、品質の良い食材を手に入れることも重要です。
残念なことに品質の良い食材を買ってみようと思っても、近所のスーパーの品揃えがない・価格高いなどの問題にあたってしまいます。
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農家による経験・知恵によるところもありますが、栄養をしっかり摂るためには正しい情報・データも必要なため、書籍・論文などの文献で勉強しました。
栄養について勉強をした際に使用した書籍をまとめましたので、興味がありましたらご参照ください。
