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茶摘み体験おすすめ3選~静岡掛川・京都宇治・埼玉狭山~

茶摘み体験おすすめ3選~静岡掛川・京都宇治・埼玉狭山~
記事内に商品プロモーションを含みます。

茶摘み体験は、茶畑で日本茶を手摘みする体験を通して、茶畑での自然との触れ合い・お茶の歴史や文化を感じることができます。

昔は茶摘み体験をするのが大変でしたが、レジャー・遊び体験予約サイトに茶摘み体験が載るようになってから、簡単に体験ができるようになりました。

また、ふるさと納税を利用すると、実質2,000円で返礼品として体験可能で、競争も激化しているので、参加コストも低くなっています。

もし茶摘み体験に興味があればぜひ体験していただきたいと思い、日本三大銘茶「静岡茶・宇治茶・狭山茶」の茶摘み体験を紹介します。

茶摘み体験とは ~時期・方法~

茶の摘採時期

参照:株式会社静岡茶通信直販センター

立春からかぞえて88日にあたる5月2日を「八十八夜」と呼び、昔は一番茶・新茶のお茶摘みの時期の指標とされてきました。

一番茶は、茶葉が柔らかく、アミノ酸やカテキンなどの成分が多く含まれているため、茶葉が持つ甘みやうま味が強く香りも高い特徴があります。

一番茶が収穫できる5月初旬~6月中旬がハイシーズンですが、二番茶・三番茶なら8月下旬くらいまで体験可能です。

お茶摘み体験したお茶を飲むこともでき、非常に美味しく良い体験ができます。

一番茶のシーズンなら茶摘衣装レンタルをやっていることもあるので、一番茶のシーズンがおすすめです。

茶摘み 手摘み

茶摘み方法は「手摘み」「はさみ摘み」「機械摘み」がありますが、茶摘み体験では「手摘み」が一般的です。

新芽の先端に近い葉ほど全窒素が多く、硬化した茎・葉・古葉が混入しにくいので、摘採位置が浅めなものは品質が良く、求める品質によって摘む位置が異なります。

  • 玉露・煎茶などの最高級品:一芯二葉(二葉摘み)
  • 上級品:一芯三葉(三葉摘み)
  • 量産品:一芯四葉・五葉(普通摘み)

手摘みには、折り摘み・かき摘み・こき摘みなど地域によって違うので、その違いも楽しんでください。

茶の摘採方法について、下記にてまとめていますのでご参照ください。

おすすめ①静岡県掛川市

静岡県は「栽培面積13,800ha・栽培荒茶⽣産量28,600t」とともに日本一産地です(参照:農水省お茶のページ)。

静岡茶の伝統的な農法である「茶草場農法」は、2013年に世界農業遺産として認定され、日本だけでなく世界からも評価されています。

茶草場農法は、茶園の畝間にススキやササを主とする刈敷きを行うので、高品質な茶の生産だけでなく生物多様性の保全にも繋がっています。

茶草場農法 場所

引用:掛川観光協会世界農業遺産「静岡の茶草場」

掛川市を中心に、川根本町・島田市・菊川市・牧之原市に、茶草場が点在しています。

掛川茶は、茶葉が厚く旨味が豊かなのが特徴です。

静岡茶の茶摘み体験は静岡県全域で体験することができますが、せっかく静岡茶の茶摘み体験をするなら、掛川市で茶草場農の茶摘み体験を肌で感じてください。

茶草場農法の詳細について、下記記事にてまとめていますのでご参照ください。

おすすめ②京都府宇治市・和束町

京都府は、⽟露・てん茶(抹茶)の⽣産が全国2位と、高級茶の主要生産地です。

「八十八夜」の新茶摘みで、宇治茶を想起するほどのブランドがあります。

「宇治茶=宇治市の抹茶」と思われがちですが宇治市の茶園面積は80ha程度で、京都府内の主産地は「相楽郡和束町・南山城村」「綴喜郡宇治田原町」「京田辺市」「八幡市」などの宇治周辺地域です。

宇治茶のお茶摘み体験で特に人気のある場所は、都府内の茶生産量の約半分を生産しており、「日本茶の秘境」「茶源郷」「宇治茶の郷」と称される和束町です。

「京都府景観資産の登録第1号」日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」に登録されています。

素晴らしい景観の中でお茶摘み体験をしたい場合、ぜひ和束町に訪れてみてください。

おすすめ③埼玉県狭山市・入間市・所沢市

埼玉県は「栽培面積730ha」で全国第8位・「栽培荒茶⽣産量730t」で全国第10位の産地です(参照:農水省お茶のページ)。

緑茶生産の経済的北限で重要な茶の産地で、狭山市・入間市・所沢市を中心とする狭山丘陵地域で「狭山茶」は栽培されています。

なりのトトロ』は狭山丘陵が主な舞台になっています。

味の狭山茶と呼ばれ、狭山茶の茶作り歌に「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とあるように、「狭山火入れ」によって生まれる「味の狭山茶」と呼ばれるほど甘みのある深いコクと濃厚なうま味が特徴です。

狭山茶の約6割は入間市で生産され、「自園・自製・自販(自家栽培・自家製造加工・店舗販売)」という一貫した経営形態の茶屋が多いです。

茶産地としては都市化が進行していますが、東京から気軽に茶摘み体験がしやすいです。

摘みだけじゃなく製茶見学・加工体験できる体験がしたい場合、ぜひ狭山市・入間市・所沢市を訪れてみてください。

まとめ

茶畑

茶摘み体験におすすめな日本三大銘茶「静岡茶・宇治茶・狭山茶」の茶摘み体験を紹介しました。

カップル・家族で自然に触れ合いながら新鮮な空気を味わえる貴重な体験です。

茶の香りや味わいを楽しみながら、日本の文化を体感してみてはいかがでしょうか。