植物性代替肉は、大豆・小麦・エンドウマメなどの植物性原料から作り出された人工肉です。
食肉以外でのタンパク源の供給の多様性を図る「代替プロテイン」と呼ばれる技術開発が進んでおり、植物性タンパク質が用いられているものが植物性代替肉です。
食の多様性・環境負荷の軽減のため、インポッシブルフーズやビヨンドミートなどの海外の製造メーカーが先行して開発をしています。
日本では、植物性代替肉の中でも大豆ミートで製造する企業が増えてきています。
一般消費者でも購入できる日本の植物性代替肉(大豆ミート)製造メーカー・商品を5つ紹介します。
【日本の植物性代替肉(大豆ミート)製造メーカーおすすめ5選】
- ネクストミーツ株式会社:NEXTMEATS
- 株式会社上向き:SOYCLE
- マルコメ株式会社:ダイズラボ「大豆のお肉」
- 株式会社染野屋:SoMeat
- グリーンカルチャー株式会社 :GreenMeat
①ネクストミーツ株式会社:NEXTMEATS
ネクストミーツ株式会社は、「地球を終わらせない」を理念として掲げ、地球温暖化と食料危機に立ち向かうべく、2020年6月の設立から代替⾁の分野で事業活動を勧めている会社です。
5つのバリューを掲げて製品を開発しています。
- SUSTAINABILITY FIRST:サステナブルであること。
- CROSSOVER TECHNOLOGY:バイオとメカトロニクス、交差するテクノロジー。
- NEXT STANDARD:新しい食のスタンダードになる。
- NEXT CULTURE:新しい文化をつくる。
- INTENTIONAL EVOLUTION:革新と進化。
これらのバリューを実現するため、大豆やエンドウなどの植物性タンパク質を組み合わせ、熱と圧力で成形することにより、独自の食感と味わいを表現した代用肉を販売しています。
HACCP、ISO認証を取得した食品工場で、極限無添加による生産と品質管理を徹底しています。
世界初の焼肉用代替肉「NEXT焼⾁」シリーズとして、「NEXTカルビ2.0」「NEXTカルビ2.1」「NEXTハラミ1.1」が発売されています。
「NEXT焼⾁」シリーズは、代替肉で気になる動物性原料・添加物・化学調味料が不使用です。
「NEXTカルビ1.1」は、大豆を主原料に作られた「カルビ風」の代用肉で、食感・見た目が大幅に改良さえたものが「NEXTカルビ2.0」です。
「NEXTカルビ2.0」は、JAPAN VEGAN AWARDS「プロダクト部門2022」で金賞を受賞しています。
「NEXTハラミ1.1」は、カルビよりも柔らかめな「ハラミ風」の代用肉になります。
これらは、自社サイト・EC・イトーヨーカドーやイオンなどの店舗で購入することができます。
レストランや専門店とコラボをして商品開発・販売もどんどんしているので、SNSアカウントをフォローして最新情報をGETしてみてください。
- 本社所在地:〒048-1544 北海道 虻田郡 ニセコ町 元町 79番 49
- HP:ネクストミーツ株式会社HP
- SNS:公式Twitter(@MeatsNext)
②株式会社上向き:SOYCLE
株式会社上向きは、当時1歳半の息子に大きな病気が見つかったのをきっかけに、子どもの未来、すなわち気候危機と健康に関する事業を、「今日より明日をより良い(上向きな)社会にしたい」という想い立ち上げられた会社です。
大豆ミートブランドSOYCLEは、SOY(大豆)とCYCLE(サイクル・循環)の造語です。
SOYCLEを立ち上げました。SOYCLEは、日常に無理なくとり入れて頂ける様に「やさしい」「おいしい」「うれしい」「たのしい」という4つのブランドプロミスを掲げています。
- 「やさしい」は、簡単に調理ができること。
- 「おいしい」は、素材とレシピの力で美味しく食べられること。
- 「うれしい」は、コスパが良く、栄養価も高いこと。
- 「たのしい」は、環境に配慮した生活そのものが楽しいこと。
『SOYCLE』は、うまみと栄養価を最大限に引き出した発芽大豆を使った大豆ミートです。
原料の発芽大豆には、お肉に匹敵するアミノ酸をはじめ、うまみ成分であるグルタミン酸などが豊富に含まれています。
フレークタイプは1袋100g490円(税込)です。
調理することで3倍ほどに膨れ、「常温保存可・水戻し不要」なので色んな料理に合わせることができます。
牛肉と比較して、「タンパク質4倍」「脂質1/3」「食物繊維9倍」 と、高タンパク・低脂質でで栄養価も高いです。
【100gあたり栄養】
- エネルギー:399kcal
- 炭水化物 :18.7g
- たんぱく質:55.6g
- 食物繊維 :9.6g
- 脂質 :13.4g
SOYCLEは「発芽大豆・大豆全粒粉・粉末状大豆たん白」を原材料として使っており、製造時に添加物は加えられていません。
自宅にある食材・調味料を使って作れるように、レシピも付属されています。
自社のオンラインショップ・楽天で購入することができます。
- 所在地:〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2丁目6-11 Fukuoka Growth Next
- MAIL:support@uwamuki.co.jp
- オンラインショップ:楽天市場店
- SNS:代表取締役のTwitter(@daishirasaka)
③マルコメ:ダイズラボ「大豆のお肉」
マルコメ株式会社は、味噌や糀などの発酵食品を中心とした食品メーカーです。
発酵食品の原料になる大豆に関する知見をもとに、ダイズラボ「大豆のお肉」が開発されました。
ダイズラボ「大豆のお肉」の種類
- 惣菜の素
- レトルトタイプ
- 乾燥タイプ
- 冷凍タイプ
- サラダチップ
- 味付きタイプ
大豆のお肉「惣菜の素」は、下味のついた大豆のお肉とたれのセットです。
お湯で戻す必要がないので、具材と一緒に調理するだけで食べられます。
ぎょうざミックス・麻婆豆腐の素以外にも、カレーの素・回鍋肉・ビビンバなどがあります。
大豆のお肉「レトルトタイプ」「乾燥タイプ」には、調理の仕方によってミンチ・スライス・ブロックの3種類から選ぶことができます。
レトルトはお湯で戻す必要はありませんが、乾燥タイプはお湯で戻す必要があります。
大豆のお肉「冷凍タイプ」は、レトルトタイプのミンチが冷凍になったものです。
賞味期限が長く、湯戻しが不要なので、使いやすいものです。
大豆のお肉「サラダチップ」は、サラダなどに振りかけることができるものです。
チーズ風味・ベーコン風味の2種類あります。
大豆のお肉「味付きタイプ」は、人気のイタリア料理店『LA BETTOLA da Ochiai』の店主落合務氏が監修した、大豆のお肉に下味がついたものです。
「和風ブロック」「洋風ミンチ」「中華風フィレ」があります。
たくさんのラインナップがあるので、好みの調理法・味に合わせながら、使うことができるのが大豆のお肉の特徴です。
オンラインショップ・EC・店舗で幅広く販売されており、スーパーで比較的手に入りやすい大豆ミートになります。
- 本社住所:長野県長野市安茂里883番地
- HP:マルコメ株式会社HP
- SNS:公式Twitter(@marukome_family)
④株式会社染野屋:SoMeat
株式会社染野屋 は、大豆を知り尽くした創業160年の老舗豆腐屋です。
8年の歳月をかけて作り上げられた『SoMeat 』は、動物性原材料不使用ながら本物のお肉のような食感と弾力を追求し、他の大豆ミートには無い食べ応えが実現されています。
素材にもこだわり、有機醤油・米油・甜菜糖などが使用されており、保存料・着色料・合成添加物不使用と安全・安心です。
SoMeat(ソミート)の商品の代表は日本初の調理用代替肉「ソミートプラントベースミンチ」です。
マンダリンオリエンタルホテルや八芳園などで従来のひき肉の代わりに使用され、JAPAN VEGAN AWARDS「プロダクト部門2022」で金賞を受賞しています。
他にも「炙り生姜焼き」「唐揚げ」「しょうが焼き」「プルコギ」「餃子」などがあります。
コメダ珈琲店が運営するプラントベース(植物由来)の喫茶『KOMEDA is □』にも商品を卸しているそうです。
公式オンラインショップ・ECなどで購入することができます。
商品開発・コラボ販売もどんどんしているので、SNSアカウントをフォローして最新情報をGETしてみてください。
- 本店住所:〒302-0005 茨城県取手市東2-1-32
- HP:染野屋HP
- TEL:0120-537-226
- SNS:公式Twitter(@Someat_somenoya)
⑤グリーンカルチャー株式会社:GreenMeat
グリーンカルチャー株式会社は、植物肉製品開発・植物肉製品販売・通販サイト運営を行っている植物肉ベンチャー企業です。
独自開発の動物性原料不使用の植物肉ミンチとして「Green Meat」があります。
Green Meat は、生タイプでミンチ状のため、ひき肉を置き換えるだけで気軽に食べることが可能です。
1パックのGreen Meatで、タンパク質31.6g(牛肉と同等)・食物繊維11.4g(ゴボウ1.5本分)を摂取することができます。
MSG(グルタミン酸ナトリウム)フリー・コレステロールフリー・グルテンフリーです。
また、国内最大旧のプラントベース専門通販サイト「グリーンカルチャー ONLINE STORE」を運営しており、自社ブランド・他社ブランド問わず販売しています。
プラントベースで作られた「Greenシリーズ」として、「餃子・ソーセージ・唐揚げ・ナゲット・春巻・焼売・小籠包」の8種類が販売されています。
- 住所
【営業拠点】〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台二丁目3-12 5階
【物流拠点】〒341-0035 埼玉県三郷市鷹野2丁目480-2 - HP:グリーンカルチャー株式会社
- SNS:公式Twitter(@greenmeat_jp)
まとめ
日本の植物性代替肉(大豆ミート)製造メーカーおすすめ5選を紹介しました。
食の多様性・環境負荷の軽減のため、様々な「代替えプロテイン」が導入されていきます。
1番始めやすく食べやすい大豆ミートからぜひお試しください。
【日本の植物性代替肉(大豆ミート)製造メーカーおすすめ5選】
- ネクストミーツ株式会社:NEXTMEATS
- 株式会社上向き:SOYCLE
- マルコメ株式会社:ダイズラボ「大豆のお肉」
- 株式会社染野屋:SoMeat
- グリーンカルチャー株式会社 :GreenMeat