食材の栄養素は料理の仕方次第で大きく変化します。
栄養を大きく損なう調理をしてしまうと、食材の栄養素を活かすことができません。
逆にちょっとした工夫・要点を知るだけで、効率的に栄養を活かすことができます。
今回は、「ナス」の栄養・効能を活かす効果的な料理法をまとめます。
ナスの主な栄養・効能

【ナスの注目成分】
- βカロテン:100μg
- 葉酸:19μg
- カリウム:220mg
- 食物繊維:2.2g
【ナス 可食部100gあたり成分 七訂日本食品標準成分表より】
ナスは、なす紺(紫紺色)と呼ばれるナスの皮の色素成分である、ポリフェノールの1種で強い抗酸化作用がある「ナスニン」が豊富です。
ナスの紫紺色は、このナスニンの色素成分によります。
活性酸素を取り除くため、がん予防・老化防止・糖尿病予防・免疫向上などの効果が期待できます。
93%が水分で、皮に張りのあるみずみずしいものを選びましょう。
ナスの栄養・効能を活かす効果的な料理法

ナスの栄養・効能を活かすため、以下の料理方法をおすすめします。
あくまでも、栄養を活かすためであって、美味しさを追求する場合の料理方法とは異なることをご承知ください。
【ナスの栄養・効能を活かす効果的な料理法】
- 皮つきで食べる
- アク抜きをしない
①皮付きで食べる

ナスの皮の紫色の色素にナスニンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。
ナスニンを接種するために皮を剥かずに食べることがおすすめです。
②アク抜きをしない

ナスには、苦味・エグ味などがあるため、調理前に水にさらしてアク抜きがされることが多いです。
しかしアク抜きをした際に、ナスニン酸などのポリフェノールが流出してしまいます。
栄養を効率的に摂取するためには、できるだけアク抜きをしない方が好ましいです。
まとめ

ナスの栄養・効能を活かす効果的な料理法についてまとめました。
栄養を生かす調理の方法に併せて、品質の良い食材を手に入れることも重要です。
残念なことに品質の良い食材を買ってみようと思っても、近所のスーパーの品揃えがない・価格高いなどの問題にあたってしまいます。
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農家による経験・知恵によるところもありますが、栄養をしっかり摂るためには正しい情報・データも必要なため、書籍・論文などの文献で勉強しました。
栄養について勉強をした際に使用した書籍をまとめましたので、興味がありましたらご参照ください。
