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庭でバードウォッチング!野鳥に好まれるビオトープ作成法

庭でバードウォッチング!野鳥に好まれるビオトープ作成法
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野鳥観察は、屋外で気軽にできるリフレッシュ方法の1つです。

あまり気づかれていませんが住宅街には多くの野鳥が生息しており、野鳥に好まれるビオトープにお庭づくりをすれば、自宅でバードウォッチングが気軽楽しめます。

お庭に来る野鳥として、シジュウカラ・メジロ・ヒヨドリ・ムクドリ・オナガ・ハクセキレイなどが挙げられます。

私の家にはメジロ・ヒヨドリ・ムクドリが遊びに来てくれ、野鳥観察で癒やされるだけでなく、お庭の害虫駆除効果もあって一石二鳥です。

この記事では、野鳥に好まれるビオトープ作成法をご紹介します。

野鳥に好まれるビオトープ作成法

シジュウカラ 庭

お庭でバードウォッチングを楽しむには、野鳥に好まれるお庭づくりが欠かせません。

庭に野鳥を呼ぶ方法として、一般的な以下の方法を紹介します。

【野鳥に好まれるビオトープ作成法】

  1. 誘鳥木・鳥媒花の設置
  2. 水場(バードバス)・砂場の設置
  3. 餌台(バードフィーダー)の設置
  4. 巣箱の設置

野鳥に好まれるビオトープ作成法①誘鳥木・鳥媒花の設置

メジロ ナンテン

誘鳥木・鳥媒花を設置することで、鳥の隠れ家・食事場としてお庭を使ってもらえることができます。

誘鳥木とは野鳥が集まりやすい樹木のことで、「木の実・花の密をつける果樹」「外敵を察知しやすい高木」「巣作りのしやすい枝が張りの良い樹木」です。

【誘鳥木の一覧】

  • エノキ
  • キンモクセイ
  • ナンテン
  • ネズミモチ
  • ハナミズキ
  • マユミ
  • ムラサキシキブ
  • ヤマボウシ
  • ヤマモモ

エサが少ない冬に赤い実をつけるナンテンは特におすすめです。

また、鳥による受粉が行われる花「鳥媒花」を持つ樹木もおすすめです。

ツバキメジロ・ヒヨドリが来ることが一般的に知られており、ウメ・モモ・サザンカも鳥媒花であるとされています。

誘鳥木・鳥媒花の設置の前に、お庭の周辺にどんな野鳥が飛んでいるのかを観察し、当たりをつけてから少しずつ設置しましょう。

さまざまな開花時期で庭で長期間楽しめるように、色々な種類の樹木を植えて、常緑・落葉などバリエーション豊富にすることも需要です。

自分はブルーベリーにネットをせずに、一部を鳥に取られても気にせず栽培しています。

居場所と食事の確保を野生にまかせるので、自然な関わり方ができるので非常におすすめです。

野鳥に好まれるビオトープ作成法②水場(バードバス)・砂場の設置

バードバス

野鳥は、体についた汚れ・寄生虫を取り除くために、水浴び・砂浴びを季節問わず日常的に行います。

羽毛を清潔に保つために手入れが必要不可欠です。

しかし、住宅街ではこれらの場所を野鳥が見つけるのは難しいです。

水場(バードバス)・砂場を設置すると、お庭が野鳥に好まれる場所になるでしょう。

寄生虫・病原菌を落とすので、清潔に保ちやすい衛生面の観点から水場(バードバス)がおすすめです。

浅い岸辺などエコトーンのある池が一番好まれますが、鉢底皿・バードバス専用スタンドなど簡単な水受けでも野鳥が使ってくれます。

見通しの良い明るい場所に設置し、足がつく水深1~2cmと浅めにしましょう。

野鳥に好まれるビオトープ作成法③餌台(バードフィーダー)の設置

餌台(バードフィーダー)

お庭に餌台(バードフィーダー)を設置すれば、野鳥が餌を求めてやってきます。

ナッツ類・果物・鳥専用のエサなどが餌として挙げられ、殻がついているものだとカラス・ドバトが食べられないので人気です。

薄めたフルーツジュース・牛脂・バードケーキなども餌として使われます。

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杏奈

餌台は置くタイプと吊るすタイプがあり、ペットボトルを吊る・針金等に指しておくなど色々な方法があります。

餌付けの状態は生態系に悪影響があるため、餌が乏しくなる冬季のみで実施するのがマナーです。

ただ餌の供給量を誤ると安易に餌付けにつながるので、樹木を植えるなど餌台(バードフィーダー)での給餌が必要なくなる環境づくりには努めましょう。

野鳥に好まれるビオトープ作成法④巣箱の設置

巣箱 庭

巣箱を設置することで、シジュウカラ・ヤマガラなど樹洞に巣を作る種類の野鳥が営巣してくれます。

住宅街で営巣できる場所が限られているので、鳥の子育ての助けをすることが可能です。

巣箱の中に小型カメラを設置して、営巣の様子を観察する楽しみ方があります。

呼びたい鳥の大きさに合ったサイズ・穴の直径を要する巣箱を用意し、ある程度人通りがあり風通しの良い2m以上の場所に設置します。

ツバメなど人に寄り添った生活史を獲得している野鳥なら良いのですが、通常の野鳥との距離感はわかりにくく、カラス・ヘビなどの脅威を避けたり去った後に中の巣材を片付けるなど、素人では取り扱いが難しいです。

野鳥のために専門書などを読んでしっかり勉強してから取り組みましょう。

お庭で野鳥観察する際の注意点

スズメ

野鳥に好まれるビオトープが作れて、お庭に野鳥が来るようになったら以下の点に気をつけて観察しましょう。

【お庭で野鳥観察する際の注意点】

  1. 飼わない
  2. 近づかない

注意点①飼わない

野鳥がたくさん訪れるように慣れ、慣れてくれる子も出てくるでしょう。

ただどんなに野鳥が可愛くても、捕まえて飼育しようと思ってはいけません。

許可なく捕獲することは「密猟」に該当してしまい、鳥獣保護法によると「100万円以下の罰金又は1年以下の懲役」に処せられることがあります。

注意点②近づかない

近くで観察したくて見に行くと人の気配で野鳥が飛び立ってしまい、それを学習して危険な場所だと認識されてしまいます。

いつも通りに生活を送り、レースカーテン越しに窓から見るくらいにしましょう。

糞尿には病原菌がおり、体表には寄生虫がついていることがあり、餌付けをして近寄ることも非常に危険です。

屋外カメラ・トレイルカメラで観察すると、遠くからしっかり観察できます。

巣に近づいて親鳥が育児放棄することがないように特に気をつけましょう。

まとめ

ムクドリ

庭でバードウォッチングができるようになる、野鳥に好まれるビオトープ作成法についてまとめました。

外構が何も無い建売住宅からスタートしましたが、現在では私のお庭にはメジロ・ヒヨドリ・ムクドリが訪れ、可愛い姿を見せてくれています。

できることから地道に環境を1つずつ整え、野鳥に訪問してもらえるお庭づくりを頑張っていきましょう。