コウホネ(Nuphar japonica)は、スイレン科コウホネ属に属する、池・河川に生息する多年草の浮遊性植物です。
絶滅危惧種には選定されていませんが、河川改修によって個体数が減少傾向にあるため、生息地の多くは重要になっています。
岐阜県大垣市にある杭瀬川スポーツ公園では、スイレン池が整備されており、コウホネも生息しているので実際に訪れてみました。
コウホネの観察をしたい方に向けて紹介しますので、訪問する際の参考にしていただれば幸いです。
「杭瀬川スポーツ公園」について
杭瀬川スポーツ公園は、スポーツ・レクリエーションの場として、自然環境に配慮して杭瀬川の広大な河川敷を利用し整備された公園です。
そのため、ソフトボール場・野球場・サッカー場(有料)の多目的スポーツ施設以外にも、水生植物などの観察ゾーンがあります。
公園の全体の広さは15.0haほどあり、市民の憩いの場として十分な広さです。
- 有料施設開園時間:午前6時00分~午後7時00分
- 駐車場利用可能時間
・4月~9月
平日:午前8時00分~午後6時00分
土日・祝日・大会開催日:午前6時30分~午後6時00分
・10月~3月
平日:午前8時00分~午後5時00分
土日・祝日・大会開催日:午前6時30分~午後5時00分 - 連絡先
・野球場・ソフトボール場・多目的広場(サッカー場等)・駐車場:指定管理者(大垣市体育連盟:0584-78-1122)
・それ以外:大垣市公園みどり課 - Instagram:大垣市都市計画部【公式】ogaki_city_design
杭瀬川スポーツ公園の「スイレン池」について
杭瀬川スポーツ公園のサッカー場の南側にスイレン池があり、睡蓮・コウホネ・ベニコウホネが生息しています。
アサザ・ガガブタ・ヒツジグサなど、他の浮葉性の水生植物の生息も確認されているようですが、現地で確認することができませんでした。
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— おいも屋 (@nougyou_doboku) May 31, 2024
開花時期6月〜8月と記載がありますが、GW明けに訪れましたがポツポツ開花し始めています。
開花状況については、大垣市HP「四季の花 開花状況」で確認することができますので、ぜひ確認してみてください。
杭瀬川スポーツ公園の「スイレン池」へのアクセス
- 所在地:大垣市野口町1654番地1
- 公共交通:名阪近鉄バス「綾里小前」下車後、徒歩約15分
・タクシー:タクシーアプリ「GO」
・レンタカー:skyticketレンタカー
- 自動車:名神高速道路「安八スマートI.C」より約10分
駐車場について
スポーツ公園で団体スポーツが実施されるほどなので、駐車台数約220台(障がい者等用駐車場4台)と大きな駐車場です。
駐車場までのアプローチが少し狭いところもありますので、スポーツが行われている際は注意してお越しください。
まとめ
コウホネと睡蓮を観察できる「杭瀬川スポーツ公園」を紹介しました。
岐阜県西濃地域は、湧水が豊富なところでハリヨ・梅花藻が多く生息しています。
特にハリヨの生息地はこの地域特有なので、ぜひそちらも観察しに行ってみてください。
参考ページ:【岐阜県西濃地域】ハリヨが自然観察できる生息地