測量士補を目指される場合、仕事をしながら独学で勉強し受験することになります。帰宅後の僅かな時間で学習することになりますので、効率的に勉強を進めることが大事です。
そのためには、参考書・過去問の選び方には注意をしなくてはいけません。
今回、「テキスト・参考書」「過去問・問題集」に分けて、ランキング形式で紹介させていただきます。
個人的な意見ではありますが、独学したときの経験を踏まえておすすめの理由も添えて紹介します。
目次
測量士補の勉強におすすめな「テキスト・参考書」おすすめ3冊

測量士補で使用される「テキスト・参考書」について、以下の項目で評価しました。
- 理解しやすさ:図解やイラストの豊富さ・例題数
- 詳細さ:実地試験の有無・過去分析の年数
- 勉強のしやすさ:携帯性の良さ
- コスパ:内容に見合う書籍代金
測量士補の勉強をするのにおすすめな「テキスト・参考書」として、以下の3冊を挙げさせていただきます。
測量士補の勉強におすすめな「テキスト・参考書」おすすめ3冊
- 1位:建築土木教科書 測量士補 合格ガイド 第3版
- 2位:やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト
- 3位:絵とき測量
1位:建築土木教科書 測量士補 合格ガイド
理解しやすさ | |
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詳細さ | |
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コスパ |
- 著者:
- 出版社:翔泳社
- 発売日:第4版 2022/10/5
- ページ数:476ページ
『建築土木教科書 測量士補 合格ガイド』は、10年以上の分析と現場での指導をしてきた著者の経験を反映した、初学者が学習しやすい基礎編と実践対策編の2部構成のテキストです。
平成28年度に改定した「作業規程の準則」、新観測方式など最新の出題傾向にも完全対応しておりますので、最新の試験に対応した参考書になっています。
基礎編では、測量単位・測量機器・測量法など試験勉強に必須になる知識がまとめてあるため、基礎編を全て覚えることで基礎地盤を固めることが出来ます。
応用編では、詳細な解説に加えて、よく出題されるテーマの過去問が章末で記載されています。

全体を通して、豊富な図表と写真でやさしく学ぶことができます。
本参考書の特徴は、過去20年以上の試験問題と解説を公開している「測量士と測量士補の資格試験対策WEB」から模擬試験のWebダウンロードができます。
2位:やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト
理解しやすさ | |
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勉強のしやすさ | |
コスパ |
- 著者:
- 出版社:オーム社
- 発売日:第3版 2023/12/26
- ページ数:384ページ
『やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト』は、測量士補試験の受験対策書として、「ポイントを絞った丁寧な解説」をコンセプトにした「やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト」の改訂版です。
旧版の付録にあった「必要な数学の知識のまとめ」を新たに「計算の基礎知識」の章として内容を増強し、測量士補試験の問題を解く際に必要な数学を丁寧に解説しています。
また、令和2年改正の「作業規程の準則」に対応した内容となっているので、最新の試験に対応した参考書になっています。

テキスト・練習問題に大別されています。
テキストでは、図や吹き出しで視覚的に理解しやすくなっています。
練習問題では、正解までの手順まで解説されており、解説がとても丁寧なので独学しやすいのが特徴です。
3位:絵とき測量
理解しやすさ | |
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勉強のしやすさ | |
コスパ |
- 著者:
- 出版社:オーム社
- 発売日:改訂3版 2010/6/12
- ページ数:224ページ
『絵とき測量』は、初めて土木を学ぶ方が楽しく学習できるように、土木のさまざまな分野をイラストや図でわかりやすく説明する「絵とき」入門書です。
ポンチ絵などでわかりやすく解説されているので、初学者にわかりやすいです。
測量士補の試験用ではなく、測量技術を簡単に学ぶためのものになっているので、試験内容を網羅できたり、過去問題が付属するものではありません。
そのため、これ一冊では試験には挑めませんが、「絵とき」独特のわかりやすさがありますので、副読本として初心者にはとてもおすすめです。
測量士補の勉強におすすめな「過去問・問題集」おすすめ3冊

測量士補で使用される「過去問・問題集」について、以下の項目で評価しました。
- 理解しやすさ:図解やイラストの豊富さ・例題数
- 詳細さ:実地試験の有無・過去分析の年数
- 勉強のしやすさ:携帯性の良さ・問題集と解答解説が別冊である
- コスパ:内容に見合う書籍代金
測量士補の勉強をするのにおすすめな「過去問・問題集」として、以下の3冊を挙げさせていただきます。
測量士補の勉強におすすめな「過去問・問題集」おすすめ3冊
- 1位:測量士補 過去問280
- 2位:測量士補試験問題集
- 3位:鉄則!測量士補過去問アタック
:1位:測量士補 過去問280
理解しやすさ | |
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勉強のしやすさ | |
コスパ |
- 著者:
- 出版社:建築資料研究社
- 発売日:令和6年度版 2023/9/22
- ページ数:500ページ
『測量士補 過去問280』は、過去10年間に出題された過去問が分野別に分類された使いやすい問題集です。
最新の問題集なので、平成28年度に改定した「作業規程の準則」に対応しておりますので、最新の試験に対応した問題集になっています。

問題に出題年度と重要度のランク付け(A・B・C)がされており、「重要なAランクのものから解く」という使い方ができます。
問題と解答で冊子が分かれているわけではなく、問題のすぐ後ろに解答・解説がありますので、勉強しやすいです。
測量士補の過去問対策をするなら、ボリューム・質ともに圧倒的No. 1です。
- 著者:
- 出版社:実教出版
- 発売日:2024/3/4
- ページ数:196ページ
『測量士補試験問題集』は、分野別に要点だけを押さえた、簡潔でシンプルな問題集です。
問題編と解説編で分かれており、勉強のしやすさは少し劣ります。
しかし、「一口アドバイス」として、解説とは別に説明があるのが特徴で、特に気をつけるべきポイントが示されています。
ページ数も196ページと押さえ気味で、過去問対策にそこまで時間をかけるつもりではない場合、要点整理に活用するにはおすすめです。
3位:鉄則!測量士補過去問アタック
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詳細さ | |
勉強のしやすさ | |
コスパ |
- 著者:
- 出版社:東京法経学院出版
- 発売日:2023/8/30
- ページ数:623ページ
『鉄則!測量士補過去問アタック』は、東京法経学院の通学・通信講座で使用している過去問題集です。
年度試験ごとの科目別の出題要旨一覧はついていますが、問題に重要度はついていませんし、問題と解説が別になっていますので、勉強がしにくい感じがします。
しかし、講座で使われているものなので、問題量・解説は豊富(500ページ以上)です。
過去問を物量ローラー作戦でこなしたい人にはとてもおすすめです。
まとめ

測量士補の勉強におすすめな「テキスト・参考書」「過去問・問題集」を紹介しました。
紹介させていただいた本を用いて、独学で測量士補を目指すことはできます。
独学が難しい場合も、有名な資格試験ですので、合格をサポートしてくれるサービスも多くありますので、ぜひ資格取得を目指してみましょう。