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自動で除草ができる『ロボット草刈機』おすすめ5機を紹介

自動で除草ができる『ロボット草刈機』おすすめ5機を紹介
記事内に商品プロモーションを含みます。

露地栽培では特に除草作業が重要で、雑草が繁茂すると作物の生育不良につながります。

しかし少子高齢化による労働力不足・圃場の大規模化に伴って、圃場をこまめに確認することが困難です。

そこで、ラジコン草刈り機と違って人が操作する必要がない「ロボット草刈機・自動草刈り機」を導入することで、除草作業を簡易化・自動化をする試みが始めっています。

スマート農業の中でも使いやすい技術ですので、ぜひ知っていただいて農作業の省力化のために導入の検討をしてみてください。

ロボット草刈機とは

ロボット草刈機

ロボット草刈機は、ルンバのような形のロボットで、自動式・リモコン式で除草することができる自動草刈り機です。

日本は耕作面積が海外と比較すると狭いのでラジコン草刈機が主力ですが、海外では「ロボットモア(Robot Mower)」「オートモア(Auto Mower)」などと呼ばれ人気があります。

除草方法として、抜く・刈るなどの物理的方式、除草剤を散布する薬剤散布方式があります。

まだ多くの種類は出ていませんが、有名な草刈りロボットとして以下の5つがおすすめとして挙げられます。

【有名なロボット草刈機】

  1. Grass Miimo(グラスミーモ)「HRM3000」:確かな高品質と手厚いサポート
  2. KRONOS(クロノス)「MR-301」:地面の凹凸・勾配に強い
  3. Automower(オートモア)「315」:安価で量産型
  4. AVO:薬剤散布方式
  5. アイガモロボ:水田抑草ロボット

①Grass Miimo(グラスミーモ)「HRM3000」:確かな高品質と手厚いサポート

Grass Miimo(グラスミーモ)「HRM3000」は、Honda(本田技研工業株式会社)が2021年7月に発売した電動ロボット草刈機です。

エリアワイヤーで作業範囲を区切り、その中をプログラム通りに自動で作業を行います。

草の成長や作業エリアに合わせて、「ランダム・ジグザグ・ミックス・フチ刈り・らせん刈り」の5草刈りパターンから最適なモードが選択できます。

 

Grass Miimo 製品紹介

【Grass Miimo(グラスミーモ)「HRM3000」製品情報】

  • メーカー希望小売価格:643,500円
  • 刈幅:250mm
  • 刈高さ調節:20~60mm(5mm刻み)
  • 最大登坂能力:25°
  • 最大作業エリア:4,000m2
  • センサ:4つ搭載。360°からの衝突と本機の持ち上げを検知し、自動で停止する安心設計
  • 刈刃:欠損しにくく石飛を軽減する「バネ鋼フリー刃」
  • 防水:◎(水洗い可能)
  • 遠隔操作:専用アプリ「Mii-monitor」

作業最大範囲は4,000m2と適応範囲が広いため、果樹園などの大規模農園に適しています。

購入から1年間、以下の3つの補償が無償で付帯されているので安心です。

  1. 盗難補償制度「あんしんプラス」:盗難された際、同等モデルを補償
  2. 安心補償制度「Ho!」:施設賠償責任保険対人1億円対物1,000万円
  3. 破損補償制度:偶然の事故(水濡れ含む)での破損の修理費補償・代替補償

広範囲を除草できるだけでなく、手厚い補償が付随しているのがGrass Miimo(グラスミーモ)の特徴です。

ECでは販売していないので、購入される際はHondaの公式HPから問い合わせてください。

②KRONOS(クロノス)「MR-301」:地面の凹凸・勾配に強い

KRONOS(クロノス)「MR-301」は、和同産業株式会社が2023年1月に発売した自動走行無人草刈機です。

最大作業面積は3000m2と比較的大きく、太陽光発電キットを購入することで、電源が気軽にない場所でも作業が行えます

【KRONOS(クロノス)「MR-301」製品情報】

  • メーカー希望小売価格:583,000円(充電ステーションセット込み)
  • 刈幅:300mm
  • 刈高さ調節:30〜70mm(無段階)
  • 最大登坂能力:20°(オプション装着時30°)
  • 最大作業エリア:3,000m2
  • センサ:超音波センサー。刈取負荷に応じて走行速度を制御。
  • 刈刃:切れ味が長持ち「薄型フリー刃」
  • 防水:◎(水洗い可能)
  • 遠隔操作:専用アプリあり
  • 防犯:本体を持ち上げるとセンサーが感知し作業を停止、PINコード入力機能
  • オプション:太陽光パネルKIT

全自動だけでなくリモコン機能による手動でも操作が可能で、きめ細かく除草が行えます。

3輪駆動と独自のタイヤパターンを駆使し、オプション装着時最大登坂能力30°と地面の凹凸・勾配に強いのが特徴です。

ECでは販売していないので、購入される際は和同産業株式会社HPから問い合わせてください。

③Automower(オートモア)「315」:安価で量産型

Automowerは、ハスクバーナ・ゼノア株式会社が制作している四輪のロボット芝刈機です。

草刈機ですが、Amazonでも手に入るほど量産化されているため草刈機として流用されている事が多くあります。

Automowerの特徴は、作業面積・最大許容傾斜角に応じて多くのバリエーションが用意されている点です。

対応エリア最大許容傾斜角希望小売価格
「R4」400m225%148,500円~
「305」600m240%210,100円~
「415X」1,500m2385,000円~
「315」297,000円~
「430X」3,200m245%542,300円~
「435X」3,500m270%701,800円~
「450X」5,000m245%689,700円~
「550」712,800円~

背丈の低い雑草なら簡単に除草することが可能で、グレードの高いものにすれば背丈の高い雑草も除去できるパワフルなものにできます。

しかしグレードの高いものは非常に高価ですので、「315」くらいが安価で良い塩梅でしょう。

【Automower(オートモア)「315」製品情報】

  • メーカー希望小売価格:297,000円
  • 刈幅:220mm
  • 刈高さ調節:20〜50mm
  • 最大許容傾斜角:40°
  • 最大作業エリア:1,500m2
  • センサ:超音波センサー。刈取負荷に応じて走行速度を制御。
  • 刈刃:回転式レーザーブレード
  • 防水:◎(IPX5:水洗い可能)
  • 遠隔操作:専用アプリ「Automower® Connect@Home」
  • 防犯:本体を持ち上げるとセンサーが感知し作業を停止、PINコード入力機能
  • オプション:太陽光パネルKIT

芝刈り機なので刈高MAX50mmと若干低いですが、問題なく除草できます。

最大許容傾斜角40°は魅力的ですが、「小さな深い穴には Automower™ がはまり込む可能性がありますのでご注意ください。」と記載があるので、凸凹には弱い点に注意が必要です。

Amazon楽天などで安価に購入できるため、安価に除草を自動化したい方にはおすすめします。

④AVO:薬剤散布方式

AVOは、スイスのスタートアップ企業ecoRobotix社が開発した、太陽光発電で動くことができる薬剤散布方式のロボット草刈機です。

AIによる画像解析で85%以上の精度で雑草を検知し、作物と雑草を識別することができます。

雑噴霧器によるピンポイントの除草剤散布が可能で、作物に除草剤が付着することが防げます。

そのため、広く除草剤を噴霧しなくても済むので、通常の農薬使用量を95%以上カットすることができ、環境に優しくコストダウンを図ることができます。

太陽光発電パネルがついているので、充電ステーションに戻って給電する手間が省けるので1日10ha以上除草できるのも特徴的です。

ECなどでは販売されていないので、購入される際はecoRobotix社HPから問い合わせください。

⑤アイガモロボ:水田抑草ロボット

アイガモロボは、井関農機株式会社が2023年1月に水田圃場内自走式抑草ロボットです。

水田圃場の水面に浮かべるフロート式を採用しているので、株間を縦横無尽に動き回ることができます。

2つのメカニズムで、水田雑草の防除をしています。

  • 遮光:スクリューの水流で土を巻き上げ水を濁らせ、雑草の光合成を妨害
  • 埋設:巻き上げた土がトロトロ層を形成し、雑草種子を出芽できない深さに埋没

【アイガモロボ製品情報】

  • メーカー希望小売価格:551,100円
  • 大きさ:1300mm×900mm×400mm(軽トラに2台搭載可)
  • 重さ:約17kg
  • 推奨除草面積:30a~70a
  • 稼働水位:5cm以上(圃場内の均平を±4㎝以内に保つ)
  • 遠隔操作:専用アプリ(Android端末のみ)
  • メーカ保証:1年

オリジナルの特殊スクリューは、稲の株元を物理的に触れないので、活着前の稲を引き抜かず欠株の心配がありません。

これだけで除草が全てできるものではありませんが、総合的な雑草対策として除草にかかっていた労力を大幅に削減できることが実証ベースでわかっています。

農研機構の報告によると「アイガモロボの使用により、生産者が従来から取り組む有機栽培(主に複数回の機械除草)と比較して、機械除草回数は平均で58%減少し、水稲平均収量(424kg/10a)は10%増加しました。」と発表されました。

ECなどでは販売されていないので、購入される際は井関農機株式会社HPから問い合わせください。

まとめ

ロボット草刈機

自動で除草ができる『ロボット草刈機』おすすめ5機を紹介しました。

【有名なロボット草刈機】

  1. Grass Miimo(グラスミーモ)「HRM3000」:確かな高品質と手厚いサポート
  2. KRONOS(クロノス)「MR-301」:地面の凹凸・勾配に強い
  3. Automower(オートモア)「315」:安価で量産型
  4. AVO:薬剤散布方式
  5. アイガモロボ:水田抑草ロボット

ロボット草刈機・自動草刈り機を導入することで、除草の手間が削減できます。

スマート農業を導入して、農業の省力化を図るためにぜひご検討ください。

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