食育の重要性が高まる中、家庭で気軽に実践できる「オンラインの食育教材」が急増しています。
ただ、家庭菜園・収穫体験などの食育体験に比べると実感が湧きづらいデメリットもあります。
そんな中、オンラインコンテンツ×料理・食事のハイブリッドの食育教材であるニチレイの「リアル体験ワールド」が登場しました。
ニチレイさまから体験をさせていただきましたので、口コミ・レビューのようにどんな食育体験ができたかまとめます。
目次
ニチレイ「リアル体験ワールド」とは
「リアル体験ワールド」は、株式会社ニチレイが提供する、オンラインでの食育学習×リアルの食材調理体験を提供するサービスです。
1日10分・10日間の知識クイズ・動画・ゲームで、食についての学習ができます。
動画・クイズ・ミニゲームのオンラインコンテンツで食材に関連する知識を学び、育成体験の最後に出荷アクションをすると、育てた食材が自宅に発送され、親子で調理・食事します。
『オンライン』と『リアル』の両サイドを通じて、どのように食材が生産されているのかを知ることができ、素敵な食育体験を子どもに提供できます。
リアルワールドの概略については、下記記事でまとめていますのでご参照ください。
ニチレイ「リアル体験ワールド」のレビュー
ニチレイ「リアル体験ワールド」は対象年齢について、「対象年齢が6歳〜12歳です。もちろん対象年齢以上の方も大歓迎です。」と記載されています。
息子は3歳ですが、リアル体験ワールドを食育教材に使用してみました。
実際使用してみたレビューを、体験の流れに沿ってまとめてみます。
「リアル体験ワールド」体験の流れ
- 食材の選択・購入
- オンラインコンテンツで学ぶ
- 育てた食材を調理して食べる
①食材の選択・購入
選べる食材は、
- 純和鶏（日本産）もも肉
- 純和鶏（日本産）丸鶏1羽
- 追熟バナナとバナナの葉（日本産）
- バナナの花と追熟バナナ（日本産）
- バナメイえび（ベトナム産）
- 紅鮭の塩筋子（アメリカ産）
の6種類の単品またはセットです。
※現在、2,000円OFFクーポンが発行されており、激安で体験することができますので購入も検討してみてください。
我が家は岐阜県で海のことを学ぶ機会が少ないので、「バナメイエビ（ベトナム産）」を選びました。
オンラインコンテンツについては、購入後すぐにメールでログインURLが届きます。
食材については、非常に難しい細かい規定がありますので、サイトの内容をそのまま記載します。
「リアル体験ワールド」（食品）は、毎月1日から10日の間にお支払いが完了されたお客様については当月の15日午前中着、11日から20日の間にお支払いが完了されたお客様については当月の25日午前中着、21日以降にお支払いが完了されたお客様については翌月の5日午前中着でお届けします。
引用：「リアル体験ワールド」
②オンラインコンテンツで学ぶ
動画・クイズ・ミニゲームなどのオンラインコンテンツ10日分を通して、食材の成長過程・現地の様子・社会問題などを学びます。
生産者のように毎日少しずつ大事に育てるように1日1章ずつ公開され、生産者のように毎日少しづつ大事に育てるように全10章の体験です。
オンラインコンテンツは、「みる・クイズ・たいけん」の3つが用意されています。
「みる」の映像はしっかり作り込まれており、字幕は大きくふりがなも振ってありますので、食育の映像教材に最適です。
ここだけでしか見れない映像が多くて、大人でもしっかり楽しめる内容でした。
「クイズ」は毎章3問あり、動画で見た内容の復習のように、食育系以外にも地理・自然など多面的な知識を学ばせてくれます。
ただ、難易度は小1～小6くらいと問題ごとにバラツキが結構あります。
親子で一緒に考えてあげたり、再度動画を見るように促すなど、フォローが必要です。
「たいけん」はスマホゲームのような操作型で、ミニゲームのように2～3分で終わるものです。
たまに補助は必要ですが、3歳の息子でも感覚的に操作できるものが多くて楽しく遊べていました。
コンテンツの内容全てをレビューするわけにはいきませんが、簡単な流れ・注意ポイント・子どもが興味を惹かれたところなどを中心に、1日（1章）ずつまとめます。
1日目：1章「おうち」
1日1章ですので、2章目以降はロックがかかっています。
ホーム画面に何もいなくてちょっと寂しいです。
上部に「ベトナムの天気」が表示され、ちょうど雷雨で物々しいスタートでした。
動画を見ることでホーム画面に「マングローブ」が映っていることも理解できて、嬉しそうでした。
はじめてのたいけんも、「エビさんどーこだ」と言いながら楽しく遊べていました。
スマホで最初やっていましたが、扱いが難しそうだったので2日目以降はタブレット行うようにしました。
2日目：2章「しぜん」
2日目は、バナメイエビの養殖環境について、自然破壊が問題提起されていました。
3歳児の息子には理解はできていませんが、エビが生息できる環境を知れたと思います。
3日目：3章「たまご」
3章目にして、ついに卵がゲットできます。
やっとホーム画面が殺風景では無くなるので、やっと始まった感があります。
たいけんをするごとにどんどん卵が増えていくので、子どもが熱中して取り組んでいました。
4日目：おやすみ
この日は子どもがやる気にならなかったので、おやすみしました。
無理強いするものでもないので、ノータッチです。
習い事・実際の食育体験と違って、この柔軟さは良いなと親としては思いました。
5日目：4章「へんたい」・5章「たべる」
前日休んだので4章・5章の2つが公開されているため、一気に進めました。
卵からノープリウス幼生に変体したので、ホーム画面に動きがでます。
1日休んだので3章目を振り替えたら1つ卵が増えたので、ここで繰り返し遊べることが分かりました。
6日目：6章「あわ」
どんどん変体し、6章ではノープリウスがミシスになります。
クイズで、「エビを足が全部で何本あるのか」という問題が出てきたので、バナメイエビが届いたら実際に確認してみようということになりました。
7日目：おやすみ
この日は親が残業でてんやわんやでやれませんでした。
3歳児に勝手にやっておいてというのは難しいのでおやすみです。
8日目：7章「だっぴ」・8章「すいおん」
ついてに、7章目でバナメイエビの成体になりました。
バナメイエビがスイスイ泳ぐ様子を子どもが真似するほど、エビに興味・愛情を持ってくれて、非常に良い食育体験をさせてあげられました。
9日目：9章「しゅうかく」
9章は非常に注意しなければならないことがあります。
9章の「たいけん」を実施すると、ホーム画面からバナメイエビが消えます。
バナメイエビがホーム画面にいる様子を長くみたいところですが、親が忙しかったせいで次の日には収穫してしまうので1日しかいませんでした。
子どもが「エビがいない」と泣いてしまったので、その点非常に後悔しました。
10日目：10章「しゅっか」
全10章で育ててきたバナメイエビを出荷します。
このアクションで発送したものが実際に届くんだよと教えてあげたら、嬉しそうな反応でした。
「エビさんばいばーい」と叫んで遊んでいたので、理解しているかは分かりませんが良い体験ができたと思います。
③育てた食材を調理して食べる
バナメイエビがクロネコクール便で自宅に送付されるので、調理・食事をします。
「書類一式」と「凍った状態のバナメイエビ」が入っています。
書類一式の確認
書類一式として、以下のものが入っています。
- 産地からのお手紙
- リアル体験ワールドの案内
- アンケート
- 解剖説明書3枚
- おさらいプリント3枚
- お子様用簡単レシピ4枚
・ガーリックシュリンプ
・おみそしる
・エビマヨ
・唐揚げ(カレー風味)
オンラインコンテンツ終了から5日後ほどで食材が届くので、少し間が空いたところで「おさらいプリント」をすると、学習した知識が定着しやすくなります。
親子で調理できるようなお子様用簡単レシピが添えられているので、子どもにどれが食べたいか指さしてもらいました。
その結果、「ガーリックシュリンプ」で調理することになりました。
ガーリックシュリンプの調理・食事
ママと一緒に下ごしらえをして、味付けまでは子どもの担当です。
6章のクイズで確認したかったエビの足の本数も数えることもできました。
火を扱うのは難しいので焼くのは見ているだけですが、エビの色が赤色に変わるところを興味深く観察していました。
ちょっと警戒しながらも、ガーリックシュリンプを食べることができました。
感想は「苦い」でしたので、ちゃんと味わえたようです。
食べた後に、「エビみたい」と言っていたので、映像で再度学習していました。
リアル体験ワールドで予想以上に素晴らしい食育体験ができたので、大満足です。
まとめ
ニチレイ「リアル体験ワールド」を食育教材に実際に使用してみたレビューをまとめました。
息子は3歳ですがゲームをしっかり楽しむことができたので、小さい子でもおすすめです。
食育体験に非常に使い勝手の教材ですので、まずは無料体験を試しましょう。
購入後60日はオンラインコンテンツが使い放題なので、子どもが飽きるまで食育教材として使い倒しましょう。
