ラ コリーナ近江八幡は、和菓子の「たねや」、洋菓子の「CLUB HARIE」を展開するたねやグループの複合施設です。
同じ敷地内に新店舗がどんどんオープンし、滋賀県で1番注目されている観光スポットになります。
農業・建築にもすごい見どころがありますので、「ラ コリーナ近江八幡」を紹介します。
目次
ラ コリーナ近江八幡とは

ラ コリーナ近江八幡は、2015年にオープンした「たねや クラブハリエ」のフラッグシップ店です。
ラ コリーナはイタリア語の「La Collina」で、丘という意味です。
八幡山から連なる丘に、緑深い森を夢みて木を植え、小川を作り、生き物たちが元気にいきづく田畑を耕しています。
自然の中で一億年の歴史を生き、優れた社会性をもつ姿に学び、ラ コリーナ近江八幡のシンボルとて「アリ」が用いられています。
引用:ラ コリーナ近江八幡HP
ラ コリーナ近江八幡は、以下の施設に分かれています。
- メインショップ
- ギフトショップ
- フードコート・ピンクス
- カステラショップ
- バームファクトリー
メインショップ
メインショップの1階は「たねや」「クラブハリエ」があり、2階は「カフェ」になっています。
たねや


ラ コリーナ近江八幡の「たねや」には、栗饅頭や最中など、たねや商品の全てが集まっています。
ラ コリーナ近江八幡限定パッケージの商品も豊富で、どらやきなどの季節商品もあります。
和菓子の木型が壁面いっぱいに飾られており圧巻です。
クラブハリエ


クラブハリエの商品の一部が売られています。
改装前はここでバームクーヘンができるところを見学できましたが、2023年1月11日にオープンしたバームファクトリーに移行してパワーアップしています。
現在は、バームクーヘンを生地に練りこんだバームサブレ、季節の素材をあしらったバームサンドなどを食べることができます。
カフェ



ラ コリーナ近江八幡の名物「焼きたてのバームクーヘン」がカフェで食べられます。
改装前はここで食べることができましたら、2023年1月11日にオープンしたバームファクトリーに移行してパワーアップしています。
2023年の5月10日に「たねやの生どらやき」を楽しめるカフェに改装されます。
ギフトショップ

ギフトショップは、クラブハリエのお菓子・季節のマカロン・ラ コリーナ近江八幡限定グッズが販売されています。
ガレージをイメージし、ロンドンバス、シトロエン・Hトラックやフィアット500が展示されています。

個人的には、クラブハリエの「飛び出し坊や」が可愛くて好きです。
フードコート・ピンクス
フードコート・ピンクスでは、ジュブリルタン直送のパン・バームシェイク・どらソフトを開放的な空間で食べられます。
フードガレージとして改装もされています。
カステラショップ
カステラショップでは、栗の木々に囲まれ、たねや自慢のカステラを購入可能です。
また、「焼きたて たねやカステラ」をカステラカフェで食べることができます。
またカフェでは、カステラに欠かせないたまごを使ったオムライスが提供されており、ランチなどの食事におすすめです。
バームファクトリー
バームファクトリーは、生地づくり・焼成・包装を一貫して見学できるバームクーヘン専門店です。
「焼きたてのバームクーヘン」や限定商品を買うことができます。
併設されたカフェでドリンクと一緒に焼きたてを食べることができ、屋外席もあって、気持ちよく食べることができそうです。
ラ コリーナ近江八幡の稲作農業


たねやのグループ会社に株式会社たねや農藝があり、以下の3部門に分かれています。
- 有機農法でのお米や野菜をつくる「北之庄菜園」
- 景観づくりをする「ラ コリーナ造園」
- たねやの店舗に山野草の寄せ植えを届ける「愛四季苑」
株式会社たねや農藝は、2023年3月1日に社名を株式会社キャンディーファームへ変更されました。
ラ コリーナ近江八幡はこの株式会社たねや農藝が発端で、「近江の原風景」を目指す施設です。
新鮮で美味しいお菓子の素材を自分たちの手で作りたいという想いもあり、有機農業で稲作がされており、4200m2の田んぼ・棚田があります。
「ラ コリーナのへそ」と呼ばれる大きな田んぼにはうるち米のキヌヒカリ・日本晴、棚田には古代米の赤米・黒米ともち米の滋賀羽二重糯も植えられています。
ラ コリーナ近江八幡の建築

2008年にウェルサンピア滋賀(滋賀厚生年金休暇センター)という施設の敷地を買い、2009年に北之庄跡地の開発計画が発表され、2015年にラ コリーナ近江八幡に生まれ変わりました。
2012年3月、イタリアの世界的な建築家・デザイナーである、ミケーレ・デ・ルッキ氏と近江八幡を歩くなかで生まれたのが、「ラ コリーナ」という名称です。
目印となる「草屋根」の設計を手がけたのは、木の上の茶室など知られる建築家・建築史家の藤森照信と中谷弘志、京都大学大学院・准教授の小林広英です。
ランドスケープ設計はランドスケープアーキテクト重野国彦が、藤森さん監修のもとランドスケープ設計をしています。
ラ コリーナ近江八幡、メインショップ「草屋根」、たねやグループの本社屋「銅屋根」、カステラショップ「栗百本」、敷地内を巡る「草回廊」、と複数の建築からできています。
細かな設計・デザインについては里山と連環する建築プロジェクト を御覧ください。
ラ コリーナ近江八幡へのアクセス
- 住所:〒523-8533滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
- 車:名神高速道路八日市ICより約30分、名神高速道路竜王ICより約30分
- 公共交通機関:JR近江八幡駅北口6番乗り場より、近江鉄道バスの「長命寺行き / 長命寺経由休暇村行き」へ乗車し、『北之庄 ラ コリーナ前』で下車。370円で約10分。
・タクシー:タクシーアプリ「GO」
・レンタカー:skyticketレンタカー
駐車場

収容台数404台とかなり多く、繁忙期以外なら駐車に困ることはありません。
まとめ
ラ コリーナ近江八幡の稲作農業・建築についてまとめました。
ラ コリーナ近江八幡は、「お菓子」と「自然」が調和した非日常的な空間で、多彩なスイーツや体験型コンテンツを楽しめるスポットです。
ラ コリーナ近江八幡に行って、ぜひ農業・建築を観察してみてください。
たねやの公式YouTubeで随時情報提供されていますので、そちらも確認してみてください。