CADオペレーター

土木・建設のCADオペレーターにおすすめな資格試験6選

土木・建設のCADオペレーターにおすすめな資格試験6選

CADオペレーターとは、AutoCAD・JW-CAD・VectorworksなどのCADシステムを用いて、PCで製図作業を行う技術職です。

CADでの設計・製図が必要になる建築・土木分野において、CADオペレーター必要不可欠な存在になります。

リモートワーク環境にも適応でき、正社員・パート・フリーランスなどさまざまな雇用形態があり、土木の中では人気のある職種です。

CADオペレーターとして働くための法的な資格はないのですが、顧客への信頼獲得・転職のアピールをするには「民間の資格」が必須になります。

土木・建築分野において確かな技術も取得でき、CADオペレーターとして泊をつけられるおすすめの民間資格を6つを紹介します。

【土木・建設のCADオペレーターにおすすめな資格試験6選】

  1. CAD利用技術者試験:最もメジャーなCAD用資格
  2. CAD実務キャリア認定制度:スコア判定の資格
  3. オートデスク認定資格プログラム:AutoCAD特化
  4. Vectorworks操作技能認定試験:Vectorworks特化
  5. 建築CAD検定試験:建築用図面特化
  6. 土木CADインストラクター資格検定試験:土木用図面特化

①CAD利用技術者試験:最もメジャーなCAD用資格

CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、2003年から一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催している、CADに関する知識や実技スキルを測る試験です。

CAD系の資格で「CAD利用技術者試験」は最もポピュラーな資格になります。

試験は「3次元CAD利用技術者」「2次元CAD利用技術者」の2種類あり、それぞれ級数が設定されています。

CAD利用技術者試験
3次元CAD利用技術者試験2次元CAD利用技術者試験
2級準1級
1級
基礎
(IBT)
2級
(CBT)
1級
(建築・機械
トレース)
試験方法・筆記試験(60問)CBTシステムによる多肢選択方式実技試験
・3次元CADソフトを使用したモデリング
・モデルの体積、表面積などを測定
筆記試験(50問)
IBTシステムによる多肢選択および真偽方式
筆記試験(60問)
CBTシステムによる多肢選択方式
CADシステムを使用した実技試験+筆記試験(25問)
試験分野・3次元CADの概念
・3次元CADの機能とモデリング手法
・3次元CADデータの管理と周辺知識
・3次元CADデータの活用
・CADリテラシー、形状認識能力
・2次元図面からのパーツモデリング能力
・アセンブリモデリング能力(1級のみ)
・CADシステムの知識と利用
・CADシステムのプラットフォーム
・製図の知識
・図形
・CADシステム
・製図
実技試験
・作図またはトレース筆記問題
・各分野の基礎知識
合格基準各分野5割以上、および総合7割以上の正解を合格基準
受験料
(税込)
7,700円準1級
11,000円
1級
16,500円
4,400円6,050円16,500円
受験資格なし2級合格者なしなし2級合格者
合格率約50%約35%約80%約60%約40%

現場レベルの話ですが、1級を取得しているとひとまずCADを使えるのかと認識され、1級未満は相手にされません。

取得をするなら必ず1級を目指す必要がありますが、1級の合格率は50%を切る難易度です。

CAD利用技術者試験は民間資格でも社会的な知名度が高いので、講座が割安で受講できる「教育訓練給付制度」の対象なのでぜひ活用ください。

2次元CAD利用技術者試験1級(建築)の取得が目指せる講座として「ヒューマンアカデミー」がおすすめで、その内容は別でまとめていますのでご参照ください。

②CAD実務キャリア認定制度:スコア判定の資格

実務キャリア認定制度

CAD実務キャリア認定制度は、一般社団法人コステックエデュケーションが主催する、CADの実務的な技術・技能を認定する制度です。

試験には、スコア判定だけの「TCADs(Test of CAD for skill)」・合否判定がつく「3次元CADトレーサー認定試験、3次元CADアドミニストレーター認定試験、CADアドミニストレーター認定試験」に分かれています。

CAD実務キャリア認定制度
TCADs3次元CADトレーサー認定試験3次元CADアドミニストレーター認定試験CADアドミニストレーター認定試験
機械部門建築部門
試験方法
学科試験
(四肢選択)
実技試験
実技試験
(試験中に参考書等閲覧可能)
試験分野

学科
・JIS製図一般の知識および機械製図の基礎知識

実技
・課題図は機械部品の組立図、部品図

学科
・JIS製図一般の知識および建築製図の基礎知識実技
・課題図は建築物の平面図、断面図、立面図
事前課題あり
(試験日約1週間前に提供)
事前課題なし
合格基準なし(スコア制)あり(ただし合格基準は明示なし)
受験料
(税込)
11,550円一般
13,400円
学生
9,300円
一般
10,300円
学生
6,200円
一般
7,200円
学生
5,200円
受験資格なし

スコア制なので、定期的に受けてみて自分の実力が向上しているか測ることもできます。

3次元CADの操作技術に特化した試験もあるので、そこだけ取るのもおすすめです。

③オートデスク認定資格プログラム:AUTODESK製品特化

オートデスク認定資格プログラム

オートデスク認定資格プログラムは、AutoCADを提供するAUTODESK社が主催する、AUTODESKの製品を扱う知識と技術を評価・認定する制度です。

全世界のオートデスク・ユーザー20万人以上が取得している全世界共通の認定資格制度になっているので、AUTODESK製品に限られますが海外でも認知される資格になります。

オートデスク製品を扱う学生やプロ設計者を目指す社会人を対象とした「オートデスク認定ユーザー」と、オートデスクに関する高度なスキルを修得している「オートデスク認定プロフェッショナル」の2種類の階級が製品ごとに設けられてます。

オートデスク認定資格プログラム
オートデスク認定
プロフェッショナル
オートデスク認定ユーザー
AutoCADAutodesk InventorAutoCADRevit ArchitectureFusion 360
試験方法実技操作選択式 + 実技操作実技操作
試験分野35問30問
合格基準80%以上71%以上70%以上73%以上70%以上
受験料
(税込)
13,200円7,700円
推奨時間対象製品の使用時間
400時間以上
対象製品の使用時間50時間以上

取得できるAUTODESK製品の種類は以下の通りです。

  • AutoCAD:2D・3Dを問わす土木や建築など汎用性の高いCAD
  • Revit Architecture:BIM対応の建築設計用3次元CAD
  • Fusion 360:工作機械を動かすCAMを設定製品設計・製造向けのクラウドベース
  • Autodesk Inventor:機械設計・図面作成・シミュレーションのツールが搭載されたプロ用の3次元CAD 

受験資格はなく誰でも受けることができますが、受験推奨資格として使用時間の目安が設定されています。

実務経験1年程度がオートデスク認定プロフェッショナルの受験推奨資格なので、AutoCADの技術証明にはオートデスク認定プロフェッショナルが必須です。

全国のオートデスク認定試験センター(ACC)・オートデスク認定トレーニングセンター(ATC)で受講できますので、AutoCADを使用している際はぜひ取得してみてください。

AUTODESK

④Vectorworks操作技能認定試験:Vectorworks特化

Vectorworks操作技能認定試験は、エーアンドエー株式会社が主催する、Vectorworksの操作技能を取得していることを認定する試験です。

試験は、「ベーシック認定試験」「マスター認定試験」の2種類ありましたが、マスター認定試験は2017年11月11日実施予定の第9回をもって終了しているので、ベーシック認定試験のみが取得できます。

全50問を50分で解き、7割以上の正解でベーシック認定合格と判定されますが、正答率9割以上には上位認定として「アドバンス認定」の認定証カードが発行されます。

Vectorworks操作技能認定試験
ベーシック認定アドバンス認定
試験方法IBT:択一選択方式・正誤方式
合格基準70%以上90%以上
受験料
(税込)
3,300円
受験資格なし

受験者には専用の学習用教材(Vectorworksテンプレート形式・全10ファイル)が配布され、独学でトレーニングが可能です。

お手続き完了後の1ヶ月の受験期間にいつでも受験することができ、期間内であれば全3回受験ができるため、取得は容易な資格になります。

⑤建築CAD検定試験:建築用図面特化

建築CAD検定試験

建築CAD検定試験は、一般社団法人全国建築CAD連盟が主催する、建築用図面を「CAD」を使って描く技量を測る試験です。

建築CAD検定試験における「最優秀団体賞」・「優秀団体賞」を年度末に選出する年間表彰制度が設けられているので、総受験者数は15万名を超え、全国でCAD教育を実施する720校以上の教育機関などで広く取り組まれています。

試験は准1級から4級まであり、4級は高校での団体受験のみで、3級以上であれば受験資格なしで受験できます、

建築CAD検定試験
准1級2級3級4級
試験方法建築一般図
4面作成
建築一般図
2面作成
参考図から
4題作成
参考図から
3題作成
合格基準4図面
すべて完成
250点満点中
190点~200点以上
200点満点中
140点~150点以上
200点満点中
130点~140点以上
合格率約15%約60%約70%約90%
受験料
(税込)
14,700円10,500円3,100円
受験資格なし高校団体受験

各級合格に求められる能力の基準として、

  • 准1級:実社会で活躍するCAD技術者というレベルを超えた、他に比して秀でた知識と能力を持ち備えたCADのスペシャリスト
  • 2級:実社会で求められる一般建築図を作図できるCAD技術者
  • 3級・4級:実社会で求められるCADトレース技術者

と設定されています。

建築図面の作成技術において泊をつけたいと考える場合、準1級の取得を目指しましょう。

⑥土木CADインストラクター資格検定試験:土木用図面特化

土木CADインストラクター資格検定試験は、日本インストラクター技術協会(JIA)が主催する、土木用図面を「CAD」を使って描く技量を測る試験です。

土木CADインストラクターとは、土木CADにおける土木製図の基本事項から,コンクリート構造・鋼構造・橋などを十分に理解したと捉えCADシステムを理解し、AutoCAD・JWCADいずれかの操作が実務において通用するレベルまで達した方へ認定されます。

土木CADインストラクター資格検定試験
試験方法在宅受験
合格基準70%以上
受験料(税込)10,000円

指定の認定講座に指定されている【諒設計アーキテクトラーニング】の「実践土木CAD技術者コース受講」すると、受験なしで資格取得できるのも特徴です。

土木CADインストラクターが取得できる通信講座はこちら

諒設計アーキテクトラーニング

まとめ

CAD

土木・建築分野において確かな技術も取得でき、CADオペレーターとして泊をつけられるおすすめの民間資格を6つを紹介しました。

【土木・建設のCADオペレーターにおすすめな資格試験6選】

  1. CAD利用技術者試験:最もメジャーなCAD用資格
  2. CAD実務キャリア認定制度:スコア判定の資格
  3. オートデスク認定資格プログラム:AutoCAD特化
  4. Vectorworks操作技能認定試験:Vectorworks特化
  5. 建築CAD検定試験:建築用図面特化
  6. 土木CADインストラクター資格検定試験:土木用図面特化

ぜひ取得していただき、CADオペレーターとして「顧客への信頼獲得・転職のアピール」にご活用ください。

どれの資格を取得するべきか悩む場合は、CAD系の資格で最も普及している「CAD利用技術者試験」の取得がおすすめです。

取得が目指せる講座として「ヒューマンアカデミー」がおすすめで、その内容は別でまとめていますのでご参照ください。