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3次元・2次元CAD利用技術者試験の合格率・難易度 ~1級・2級~

3次元・2次元CAD利用技術者試験の合格率・難易度 ~1級・2級~
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CADオペレーターとして働くための法的な資格はないのですが、顧客への信頼獲得・転職のアピールをするには「民間の資格」が必須になります。

CADの資格として以下のものがあります。

  1. CAD利用技術者試験:最もメジャーなCAD用資格
  2. CAD実務キャリア認定制度:スコア判定の資格
  3. オートデスク認定資格プログラム:AutoCAD特化
  4. Vectorworks操作技能認定試験:Vectorworks特化
  5. 建築CAD検定試験:建築用図面特化
  6. 土木CADインストラクター資格検定試験:土木用図面特化

CAD系の資格で「CAD利用技術者試験」は最も普及しており、取得するのに最適な資格です。

このCAD利用技術者試験の合格率・難易度についてまとめます。

CAD利用技術者試験について

CAD利用技術者試験
3次元CAD利用技術者試験2次元CAD利用技術者試験
2級準1級
1級
基礎
(IBT)
2級
(CBT)
1級
(建築・機械
・トレース)
試験方法・筆記試験(60問)CBTシステムによる多肢選択方式実技試験
・3次元CADソフトを使用したモデリング
・モデルの体積、表面積などを測定
筆記試験(50問)
IBTシステムによる多肢選択および真偽方式
筆記試験(60問)
CBTシステムによる多肢選択方式
CADシステムを使用した実技試験+筆記試験(25問)
試験分野・3次元CADの概念
・3次元CADの機能とモデリング手法
・3次元CADデータの管理と周辺知識
・3次元CADデータの活用
・CADリテラシー、形状認識能力
・2次元図面からのパーツモデリング能力
・アセンブリモデリング能力(1級のみ)
・CADシステムの知識と利用
・CADシステムのプラットフォーム
・製図の知識
・図形
・CADシステム
・製図
実技試験
・作図またはトレース筆記問題
・各分野の基礎知識
合格基準各分野5割以上、および総合7割以上の正解を合格基準
受験料
(税込)
7,700円準1級
11,000円
1級
16,500円
4,400円6,050円16,500円
受験資格なし2級合格者なしなし2級合格者
合格率約50%準1級
約50%
1級
約35%
約70%約60%建築約40%
機械約35%
トレース約60%

CAD利用技術者試験は、2003年から一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催している、CADに関する知識や実技スキルを測る試験です。

試験は「3次元CAD利用技術者」「2次元CAD利用技術者」の2種類あり、それぞれ級数が設定されています。

就職・転職などの「求める人材」の資格欄にほとんど記載されており、CADオペレータとして働くならば取得しておきたい資格です。

3次元CAD利用技術者試験 合格率・難易度

3次元CAD利用技術者試験
2級準1級
1級
試験方法・筆記試験(60問)CBTシステムによる多肢選択方式実技試験
・3次元CADソフトを使用したモデリング
・モデルの体積、表面積などを測定
試験分野・3次元CADの概念
・3次元CADの機能とモデリング手法
・3次元CADデータの管理と周辺知識
・3次元CADデータの活用
・CADリテラシー、形状認識能力
・2次元図面からのパーツモデリング能力
・アセンブリモデリング能力(1級のみ)
合格基準各分野5割以上、および総合7割以上の正解を合格基準
受験料
(税込)
7,700円準1級
11,000円
1級
16,500円
受験資格なし2級合格者
合格率約50%準1級 約50%
1級 約35%

「3次元CAD利用技術者試験」は、3次元CADシステムを利用した機械系や製造系のモデリング・設計・製図の知識・技能を証明する試験です。

準1級はCADオペレーター1級は3D設計者・設計補助者を目指す方が対象になっています。

2級は全問マークシート方式なので簡単そうですが、「各分野5割以上、および総合7割以上の正解」という合格基準がネックになり、2,500〜3,000名が受験して合格率約50%しかありません。

準1級は実技がありますが設計が無いため、500〜800名が受験して合格率約50%もあります。

1級になるとアセンブリモデリング能力で設計能力が求められるので、400〜500名が受験して合格率約35%しかありません。

2次元CAD利用技術者試験 合格率・難易度

2次元CAD利用技術者試験
基礎
(IBT)
2級
(CBT)
1級
(建築・機械
・トレース)
試験方法筆記試験(50問)
IBTシステムによる多肢選択および真偽方式
筆記試験(60問)
CBTシステムによる多肢選択方式
CADシステムを使用した実技試験+筆記試験(25問)
試験分野・CADシステムの知識と利用
・CADシステムのプラットフォーム
・製図の知識
・図形
・CADシステム
・製図
実技試験
・作図またはトレース筆記問題
・各分野の基礎知識
合格基準各分野5割以上、および総合7割以上の正解を合格基準
受験料
(税込)
4,400円6,050円16,500円
受験資格なしなし2級合格者
合格率約70%約60%建築約40%
機械約35%
トレース約60%

2次元CAD利用技術者試験」は、2次元CADシステムを利用した設計・製図の知識・技能を証明する試験です。

基礎・2級にはCADの基礎知識を有するレベルで、1級から設計者・CADオペレーターとして専門技能があることが証明できます。

基礎は500〜800名が受験して合格率約70%もあり、2級は4,000〜5,000名が受験して合格率約60%です。

1級は「建築・機械・トレース」の3部門に分かれており、それぞれの専門的な設計者・オペレーターを目指す方が対象になります。

1級は建築約200名・機械約400名・トレース約100名が受験し、合格率は建築約40%・機械約35%・トレース約60%と、難易度が上がります。

まとめ

CAD

3次元・2次元CAD利用技術者試験の合格率・難易度についてまとめました。

詳しい統計データは、CAD利用者試験HPで確認できます。

1級を独学で取得するのは非常に難しいので、通信講座等を活用しながら合格を目指すのがおすすめです。

通信講座については、下記でまとめていますのでご参照ください。