CADオペレーターとは、AutoCAD・JW-CAD・VectorworksなどのCADシステムを用いて、PCで製図作業を行う技術職です。
在宅リモートワークができる仕事なので人気が高まっていますが、「辛い・向いていない・やめたい」などネガティブな意見がネットでは多くみられます。
適性があるかどうか、CADオペレーターとしてとても大事なことのようです。
公務員・土木会社でCAD作業を行なってきて、同僚・私自身に当てはまった「CADオペレーターが楽しめて仕事に向いてる人の特徴」を5つに絞ってまとめました。
【CADオペレーターが楽しめて仕事に向いてる人の特徴5選】
- 特徴①細かな作業に集中できる
- 特徴②コミュニケーションが苦手ではない
- 特徴③長時間のデスクワークに耐えることができる
- 特徴④プレッシャーに強い
- 特徴⑤学習意欲が旺盛
特徴①細かな作業に集中できる
CADオペレーターは、建築・製造の現場で使われる図面を作り上げます。
図面を元にして現場が動くので、些細なミスは絶対に許されません。
設計士・現場から細かな修正が依頼されても、必ず対応できる几帳面さが求められます。
細かな作業に集中できる素質が「CADオペレーターが楽しめて仕事に向いている人の特徴」に必須です。
特徴②コミュニケーションが苦手ではない
CADオペレーターは、パソコン画面に黙々と向かうだけで良いと考えがちです。
しかし、クライアント・設計者・デザイナーから指示を受けたり修正を求められたりするので、コミュニケーションが重要になります。
設計者と現場の両方から修正を求められ、板挟みになり調整役になることもあるので協調性も欠かせません。
コミュニケーションが得意でなくとも、コミュニケーションが苦手ではないことが「CADオペレーターが楽しめて仕事に向いている人の特徴」に求められます。
特徴③長時間のデスクワークに耐えることができる
CADは、ディスプレイを見ながらキーボード・マウス操作をする「VDT作業」といわれる仕事です。
長時間のVDT作業は、「VDT症候群」と呼ばれる以下の影響を与えます。
- 視覚機能への症状:眼疲労、眼精疲労、ドライアイ、一時的な調節機能低下
- 筋骨格系への症状:首や肩のこり、腰痛、背部痛、腱鞘炎、頚肩腕症候群
- 精神・心理的な症状:疲労感、いらいら
これらに悩まされるCADオペレーターは多く、体質・気質が合うかどうか重要です。
環境を整備することで、若干VDT症候群の影響を和らげることができます。
作業環境の整備方法については、下記記事にてまとめていますのでご参照ください。
特徴④プレッシャーに強い
設計者・デザイナーの意向が固まったらすぐ現場が動けるようにするため、CADオペレーターの作業時間は非常に短いです。
期限は決まっているので、設計者・デザイナーが急に設計変更をすると、作業時間がどんどん短くなります。
無事に提出した後に現場側からの修正依頼の場合は、実際に現場が動いているので、短時間での修正・納期遵守が求められます。
時間に非常に追われる仕事で非常にプレッシャーがかかるので、プレッシャーに強いことが「CADオペレーターが楽しめて仕事に向いている人の特徴」に必須です。
特徴⑤学習意欲が旺盛
CADオペレーターとして働くのに、設計の知識・現場の知識が無くても働くことは可能です。
しかし、これらの知識を持っているCADオペレーターは、設計修正をされる前に設計にフィードバックを与えたり、現場で使いやすい図面を作成できるので、設計者等周りの職人に重宝されます。
図面の修正回数も少なくなり、本人も楽に仕事ができるようになります。
また、2DCADだけでなく3DCADが使える、CADだけなくデザイン・構造計算・プログラミングができるなど、複数の技術を持っていると仕事の幅も広がり楽しく仕事ができます。
学習意欲が旺盛であることは、CADオペレーターが楽しめて仕事に向いている人の特徴」といえます。
まとめ
CADオペレーターが楽しめて仕事に向いてる人の特徴5選を紹介しました。
【CADオペレーターが楽しめて仕事に向いてる人の特徴5選】
- 特徴①細かな作業に集中できる
- 特徴②コミュニケーションが苦手ではない
- 特徴③長時間のデスクワークに耐えることができる
- 特徴④プレッシャーに強い
- 特徴⑤学習意欲が旺盛
特徴に複数該当している方は、CADオペレーターにとても向いています。
もしCADオペレーターに興味がありましたら、未経験でもなることができるので挑戦してみてください。