土地持ち農家の中で、条件の悪い農地を活かせずに放置してしまっている方が多くいます。
離農をしても、土地が耕作放棄地としてそのままの状態、なんてこともあります。
資産である土地を残しておくのは勿体ないので、遊休農地・遊休地をしっかり活用しましょう。
資産として活かすことができる方法をまとめましたので、参考にしてみてください。
遊休農地とは
遊休農地とは、農地法において、以下のように定義されています。
- 現に耕作の目的に供されておらず、かつ、引き続き耕作の目的に供されないと見込まれる農地
- その農業上の利用の程度がその周辺の地域における農地の利用の程度に比し著しく劣っていると認められる農地
また、農業委員会の農地パトロール結果で定められる区分で、現在耕作が行われておらず今後も行われる予定のない「1号遊休農地」、周辺の農地に比べて利用の程度がひどく劣っている農地「2号遊休農地」の2つに分類されます。
遊休農地になると、農地の固定資産税の評価額の計算「売買価格×限界収益率(0.55)」において、限界収益率を使うことができなくなるので、固定資産税が高くなります。
無駄に置いて高い固定資産税を払うだけなら、資産として活用できる方法を探す方が良いのです。
遊休農地・遊休地の活用方法
遊休農地・遊休地が農地転用ができない場合は、農地として活用するしかありません。
農地中間管理機構(農地バンク)に貸し出す、農地売却をする、の2択だけです。
これでは「賃料が安い」「売り手が見つからない」など、資産として大きな価値を生み出すことができません。
遊休農地・遊休地が農地転用できた場合には、幅広い用途で活用することができるのです。
活用方法として以下の事例が人気があります。
【遊休農地・遊休地の活用方法】
①太陽光発電施設
太陽光発電施設投資は、平均10%の高い表面利回りで人気で、土地を有効活用できています。
そのため、耐用年数20年程度の投資期間のうち、8~12年ほどで投資回収でき、残りの10年はすべて利益になります。
日当たりがよく、遊休農地・遊休地が広大な場合は、とてもおすすめです。
高額な投資費用は必要になりますが、SDGs・ESG投資について自治体・銀行が前向きに協力してくれるので、大きな心配はいりません。
産業用太陽光発電を施工可能な全国150社からら最大5社の地元優良企業に無料で一括見積りできる「タイナビNEXT」などを用いて、相見積りしてみてください。
大きな投資になりますので、償却コスト・修繕補修コスト・アフターフォローなど、最適な業者をしっかり吟味して選定しましょう。
②駐車場・コインパーキング
住宅街・繁華街など人手に近い遊休農地・遊休地の場合は、駐車場・コインパーキングにする方法がおすすめです。
初期投資をかけられるならばコインパーキングにしても良いですが、普通の駐車場貸しならば簡単な整備で初期投資を抑えることができます。
自分で借り主を探さなくても、「スマホ」から登録するだけ簡単に駐車場を貸し出せるサービスが多くあります。
多くのサービスの中でも、登録費用・初期費用・ランニングコスト0円の駐車場シェアサービス「特P」を使うのがおすすめです。
料金・時間は自由に設定できるので、時間貸しからマンスリーまで幅広く調整できます。
③介護施設・保育施設・医療施設
住宅街・繁華街など人手から離れた遊休農地・遊休地の場合、介護施設・保育施設・医療施設の用地として活用されるのが人気です。
騒音問題などから用地を求める声が多くあり、豊かな自然環境・大きな道路がある環境ならうってつけの場所になります。
しかし、素人にはさすがに手が出ない投資手段なので、業者に見積りを依頼して発注する必要があります。
複数社から土地活用プランの無料一括見積り取れる「タウンライフ土地活用」がおすすめです。
複数の優良企業から3つの土地活用プラン「活用プラン」「見積もり・収支計画書」「市場調査書」が受け取れ、比較検討が十分できます。
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遊休農地・遊休地の活用方法についてまとめました。
いろんな事情で遊休農地・遊休地になっていると思いますが、税金を払うだけで負債になってしまいます。
しっかり資産に変換できるように活用しましょう。
【遊休農地・遊休地の活用方法】