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【特別取材】甲州印伝「URUSHINASHIKA」の挑戦 ~白い鹿革の魅力~

【特別取材】甲州印伝「URUSHINASHIKA」の挑戦 ~白い鹿革の魅力~
記事内に商品プロモーションを含みます。

農林水産省「捕獲鳥獣のジビエ利用を巡る最近の状況(令和5年度)」では、捕獲されたシカ・イノシシのうちジビエとして食肉加工・流通された割合は約1割と示されており、ほとんど利用されていません。

この状況を変えるため、駆除された野生動物の皮を加工した「ジビエレザー」の利活用を支援する手段として「ふるさと納税」に注目し、記事を書かせていただきました。

このときに頂いた御縁で、「株式会社URUSHINASHIKA GLOBAL」の代表取締役の重岡純三さまにインタビューをさせていただくことができました。

ジビエへの課題意識・SDGsの取り組みに興味がある方から、レザー愛好家の方まで、ぜひ白い鹿革の魅力をご覧ください。

甲州印伝「URUSHINASHIKA」について

URUSHINASHIKA カードケース

甲州印伝(甲州印傳)は、山梨県に400年以上前から伝わる伝統工芸品で、鹿革の上に漆で紋様を付ける独特な加工技法が特徴です。

かつては国内産の鹿革が使用されていましたが、現在は中国から輸入されたキョンの皮が主流となっています。

この状況を改善するため、有害駆除で廃棄される国内の鹿皮を有効利用し、国産鹿革の印伝製造を目指して、山梨県・富士河口湖町・同町内のシカ処理場の協力のもと「URUSHINASHIKA(ウルシナシカ)」プロジェクトが立ち上げられました。

  • 提供事業者:株式会社URUSHINASHIKA GLOBAL
  • HP:https://urushinashika.com/
  • 住所:〒400-0862 山梨県甲府市朝気3丁目8−20

職人たちについて

URUSHINASHIKAのブランドは、一流の職人たちの伝統的な技術・革新的なデザインの融合から産み出されています。

  • 皮鞣し株式会社A.I.C:代表取締役倉田幸男):環境負荷が極めて少ない「ポルティラ鞣し」技術と独自の方法を進化させたプロ
  • 漆付け有限会社印傳の山本:代表取締役社長山本裕輔):国家資格である伝統工芸士認定試験に合格した「甲州印伝 伝統工芸士」
  • 革の縫製株式会社シノダ:篠田英志):日本鞄ハンドバッグ協会主催「第3回技術認定試験」1級鞄部門で合格した鞄作りのプロ
  • 狩猟(山梨県富士河口湖町ジビエ食肉加工施設:滝口雅博):正確な狩猟スキル・深い自然への敬意・捕獲したニホンジカの食肉処理技術を持つプロ

製品

URUSHINASHIKA

真っ白に鞣された鹿革の落ち着いた雰囲気、霞柄の洗練されたデザインが特徴です。

1つ1つ丁寧に手作りされており、上質ながらしっかりとした耐久性もあります。

URUSHINASHIKAブランドして、以下の5製品がラインナップされています。

  • 長財布
  • スマートフォンケースA・B
  • ペンケース
  • カードケース

長財布

URUSHINASHIKAの長財布は、デザインだけでなく、収納するための構造デザインにもこだわっています。

2か所のお札入れは、利用のシチュエーションに合わせて使い分けをサポートしてくれる嬉しい作りです。

使う際に広くL字型に開くことができ、カード10枚収納可能な内部のポケットを一望できます。

さらに小銭の収納や取り出す際の導線は、非常に使う人の立場を考えた作りです。

URUSHINASHIKA 長財布
  • color:薄茶/濃茶
  • 商品サイズ:9cm×19cm×2cm
  • 化粧箱サイズ:11cm×20.5cm×2.5cm
  • 素材:白革(漆付け)ニホンジカ革/無地:イタリア製高級牛革
  • 備考:カード用ポケット 内側10、外側2

スマートフォンケースA・B

URUSHINASHIKAのスマートフォンケースは、機能性とスタイルを兼ね備えた作りです。

大きなスマートフォンでもしっかりと包み込み、一日中快適にスマートフォンを使うことができるよう、出し入れの際にできるだけストレスのないように設計されています。

URUSHINASHIKA スマートフォンケースA

【スマートフォンケースA】

  • color:薄茶/濃茶
  • 商品サイズ:17cm×10cm×2cm
  • 化粧箱サイズ:22cm×17cm×3c
  • 素材:白革(漆付け)ニホンジカ革/無地イタリア製高級牛革
  • 備考:ストラップは111cm~126cmで調整可
URUSHINASHIKA スマートフォンケースB

【スマートフォンケースB】

  • color:薄茶/濃茶
  • 商品サイズ:19.5cm×11cm×2cm
  • 化粧箱サイズ:25.5cm×17cm×2.5cm
  • 素材:白革(漆付け)ニホンジカ革/無地イタリア製高級牛革
  • 備考:ストラップは111cm~126cmで調整可能

ペンケース

URUSHINASHIKAのペンケースは、シンプルながらも洗練されたデザインで、どんな状況でも使いやすい製品です。

手に取るとそのしっとりとした鹿革の質感が感じられ、使うたびに手になじんでいきます。

URUSHINASHIKA ペンケース
  • color:薄茶/濃茶
  • 商品サイズ:5.5cm×19.5cm×2cm
  • 化粧箱サイズ:6.5cm×20.5cm×2.5cm
  • 素材:白革(漆付け)ニホンジカ革/無地イタリア製高級牛革

カードケース

URUSHINASHIKAのカードケースは、シンプルながらも洗練されたデザインで、どんな状況でも使いやすい製品です。

ビジネスシーンに静かな存在感をもたらします。

お祝いのプレゼントにも最適な名刺入れです。

URUSHINASHIKAのカードケース
  • color:薄茶/濃茶
  • 商品サイズ:7cm×10.5cm×1.5cm
  • 化粧箱サイズ:8.5cm×11.5cm×2cm
  • 素材:白革(漆付け)ニホンジカ革/無地イタリア製高級牛革

これら商品は、URUSHINASHIKA ONLINE SHOPほか、ふるさと納税でも購入することができます。

インタビュー内容について

URUSHINASHIKA GLOBAL 新商品パスケース

「株式会社URUSHINASHIKA GLOBAL」の代表取締役の重岡純三さまに、Zoomにて取材をさせていただきました。

色々お聞きした内容を、章立ててまとめました。

【インタビュー内容】

  • Q:株式会社URUSHINASHIKA GLOBALを設立するに至ったきっかけや背景について教えてください。
  • Q:現在どこで販売されていますか。
  • Q:課題に感じることはありますか。
  • Q:今後の展開について教えてください。

Q:株式会社URUSHINASHIKA GLOBALを設立するに至ったきっかけや背景について教えてください。

おいも屋
おいも屋
株式会社URUSHINASHIKA GLOBALを設立されたきっかけを教えて下さい。
重岡代表
重岡代表
大阪で革の会社と関わりがあって、その会社がクロムを使わない鞣しをやっていました。「rooms(ルームス)」という展示会に出展した際に、環境に優しい白い革を山梨県の職員の方に興味を持ってもらったのがきっかけです。甲州印伝の原材料が輸入のキョンに頼っていること、捕獲された鹿の有効活用が進んでいないこと、製品開発を行いました。
おいも屋
おいも屋
ジビエレザーよりも環境に優しい革が先にあったのですね。
重岡代表
重岡代表
当初は牛皮を取り扱っていましたが、ジビエが有効活用されていないところに問題を感じて、だんだんシフトしていきました。鹿皮の有効活用・環境に優しい鞣し方法の2つのテーマに則って活動しています。
おいも屋
おいも屋
そうすると、山梨県以外でも仕事は受けられるのですか?
重岡代表
重岡代表
山梨県以外でもジビエの有効活用に取り組んでいる、企業や他の都道府県とコラボしたいと思っています。

Q:現在どこで販売されていますか。

おいも屋
おいも屋
ネットショップ・ふるさと納税以外で株式会社URUSHINASHIKA GLOBALの商品を購入することができますか?
河口湖
重岡代表
重岡代表
河口湖自然生活館・河口湖美術館でのお土産品、レクサス甲府店でも販売しています。
おいも屋
おいも屋
河口湖周辺で販売網を固めているのですか?
重岡代表
重岡代表
河口湖周辺のホテルなどに営業をかけている最中です。

Q:課題に感じることはありますか。

おいも屋
おいも屋
URUSHINASHIKAプロジェクトで現在課題に感じていることはありますか?
重岡代表
重岡代表
認知度が足らないので、メディア露出を増やして販路拡大に努めたい。
おいも屋
おいも屋
ジビエレザーを使って環境にも配慮されている点について、どこまで顧客に届いていると感じていますか?
URUSHINASHIKA リーフレット 日本語
重岡代表
重岡代表
そこに課題を感じています。白い革を珍しいと思ってもらっても、ブランドコンセプトを理解してもらえていないかもしれません。今後、商品にリーフレットをつける予定です。インバウンドにも対応できるように、日本語・英語・中国語・韓国語の四ヶ国語表記しています。

Q:今後の展開について教えてください。

おいも屋
おいも屋
今開発中の商品などはありますか?
URUSHINASHIKA パスケース 裏面 URUSHINASHIKA コインケース 中面 URUSHINASHIKA ハートチャーム
重岡代表
重岡代表
新製品として、パスケース・コインケース・カードケース・チャームなどを考えています。「富士山」を入れてほしいという売り場からの提案もあったので盛り込む予定です。
おいも屋
おいも屋
富士河口湖町以外の自治体などと取組む予定はありますか?
重岡代表
重岡代表
富士吉田市とも名刺ケース・パスケースなどを企画しています。ふるさと納税でも取り扱われる予定です。

まとめ

インタビュー 対談 機材 マイク ヘッドホン

「株式会社URUSHINASHIKA GLOBAL」の代表重岡純三さまにインタビューをさせていただきました。

この取材を通じて、ジビエレザーの魅力だけを少しでも伝えられていれば幸いです。

ジビエの利活用について、のうぎょうとぼくで今後も追っていきたいと思います。

このような機会をいただきまして、誠にありがとうございました。

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