専業農家・兼業農家で農業を事業として営んでいる場合、農業所得を確定申告しなくてはいけませんが、確定申告の煩雑さから青色申告ではなく白色申告を選択している農家が多いです。
開業届を提出している方は青色申告ができ、大きな控除を受けることができます。
2020年(令和2年)分の確定申告からは、青色申告特別控除額が最大65万円から最大55万円に変更されましたが、e-Tax・電子帳簿保存を実施すると引き続き最大65万円の控除が可能です。
e-Tax・電子帳簿保存に対応した会計ソフトを導入することで簡単にできます。
農業簿記に対応した会計ソフトを使うことで、農業簿記特有の煩雑さが無くなるので一石二鳥です。
農業所得の確定申告に最適な会計ソフトとして、3つ厳選して紹介しますので、導入を検討してみてください。
【農家おすすめ!農業所得の確定申告に最適な会計ソフト3選】
- ソリマチ農業簿記:農家が1番使っているソフト
- マネーフォワード クラウド会計:連携機能が強いソフト
- freee会計初心者向けの安心ソフト
①ソリマチ 農業簿記:農家が1番使っているソフト
ソリマチ農業簿記は、ソリマチ株式会社の農業会計ソフトです。
38年の歴史を持つロングセラー製品で、農業簿記に対応したJA全中推奨製品になっており、「使ってみて経営に役立ったツール1位」など、週刊ダイヤモンドの農業特集で常連でベストセラーとなるなど、農業経営者のニーズに合わせて継続的に改良されてきました。
農業に特化した会計ソフトで、農業でよくある取引例を選ぶだけで簡単入力もできます。
サポート体制が充実しており、会計が苦手な農家をしっかりサポートしています。
JA・普及センター・農業委員会などで操作研修会が共同開催され、ユーザー専用の無償サポートセンター・税理士に直接質問できる会員専用掲示板なども整備されています。
農業に強い会計ソフトを探している方には、農業簿記が非常におすすめです。
②マネーフォワード クラウド会計:連携機能が強いソフト
マネーフォワード クラウド会計は、東京証券取引所プライム市場に上場している株式会社マネーフォワードのクラウド型の会計ソフトです。
会計・請求書・経費・給与・勤怠・年末調整のバックオフィス向け業務効率化ソフトを全て1つのソフトで行うことができます。
オンライン家計簿アプリ「マネーフォワード ME」と連携することもできるので、日頃の収支管理と一緒に管理することも可能です。
銀行・クレジットカード・電子マネー・POSレジなど2,400以上の金融関連サービスと連携可能で、「取引データの取得・帳簿への入力・仕訳の作成」などを自動入力してくれます。
スマートフォンやタブレット端末からでも利用でき、仕訳の修正をAI学習するので、仕訳の精度がどんどん向上していくので、会計の自動化・効率化が図れます。
データの移行・バックアップ・税法改正時にアップデートも随時行われるので安心です。
1ヶ月無料で試すことができるので、どれだけ連携ができるのか確かめてみてください。
③freee会計:初心者向けの安心ソフト
freee会計は、東京証券取引所グロース市場に上場している株式会社freeeのクラウド型の会計ソフトです。
初心者向けの会計ソフトで、クラウド会計シェアNo.1と圧倒的人気があります。
データがクラウドに保存されるため、災害時でもビジネスデータの安全性が高いです。
農業向けの請求クラウド「Agrion」と連携することで、より細かい勘定科目の設定のカスタマイズができます。
会計・簿記の知識がいらない初心者でも安心して使えるように、ステップに沿って〇×の質問に答えるだけで確定申告書類を作成可能です。
スマホアプリもあるので、気軽に簿記作成できます。
まとめ
農業所得の確定申告に最適な会計ソフトとして、3つ厳選して紹介しました。
農業所得の確定申告以外にも、業務改善などに役立てることもできます。
農家も改正電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しなくはなりません。
会計ソフトを導入していない方は、無料で体験することもできるので、ぜひ導入を検討してみてください。
【農家おすすめ!農業所得の確定申告に最適な会計ソフト3選】
- ソリマチ農業簿記:農家が1番使っているソフト
- マネーフォワード クラウド会計:連携機能が強いソフト
- freee会計:初心者向けの安心ソフト